遺品整理は大変でつらい理由と悲しくて進まない時の対処法
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- 遺品整理
遺品整理を進めようにも、つらさを感じてしまい、作業が一行に進まない方は多いでしょう。
遺品には、故人の思いやこだわり、そして故人と一緒に過ごしてきた時間の大切な思い出が宿っています。
処分するのにつらさを感じるのは当然であり、遺品整理を無理に急ぐ必要はありません。
ただし、「いつまでもそのままにしておくわけにはいかない」というのも事実です。
遺品整理の作業を進めるには、自身がつらさを感じてしまう原因を知り、確実に対処していく必要があります。
そこで、この記事では遺品整理につらさを感じてしまう方に向けて、その対処法を複数の角度から解説します。
- 遺品整理につらさを感じてしまう理由
- つらさを乗り越えて遺品整理を進めるための対処法
- あとあと後悔しない遺品整理のポイント
上記の項目について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
遺品整理が悲しくてつらい7つの理由
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遺品整理につらさを感じてしまう具体的な理由として、下記の7点が挙げられます。
- 心の整理がつかず整理作業が進まない
- 思い出のものが出てくると作業が止まってしまう
- 遺品や不用品が想定以上に多くて大変
- 何を残すべきかわからない
- 遺品が財産に関わるかどうかが判断できない
- 死亡後の手続きも多く大変
- 一人で遺品整理を背負っているのがつらい
これらの原因を自己認識することが、遺品整理のつらさを乗り越えるためのファーストステップです。
心の整理がつかず整理作業が進まない
遺品整理は、故人を偲ぶ時間でもあるため、心の整理がつかないまま作業を始めると手が止まってしまうことがあります。
特に、急な別れで気持ちの整理が追いついていない場合、「まだ片付けるべきではないのでは」と悩んでしまうこともあるでしょう。
無理に進めようとせず、自分の気持ちに寄り添いながら少しずつ作業を進めることが大切です。
また、信頼できる家族や友人と一緒に作業をおこなうことで、精神的な負担を和らげることができます。
思い出のものが出てくると作業が止まってしまう
遺品整理をしていると、写真や手紙、故人が愛用していた品など、思い出の詰まったものが見つかることがあります。
それを手に取るたびに故人を思い出し、作業が進まなくなることも少なくありません。
「捨ててしまうと忘れてしまうのでは」と不安になることもありますが、大切なのは故人への想いです。
すぐに決められないものは、一時的に保管するのも一つの手段です。
焦らず、自分のペースで整理を進めましょう。
遺品や不用品が想定以上に多くて大変
遺品整理を始めてみると、想像以上に物が多く、途方に暮れてしまうことがあります。
特に、故人が長年住んでいた家では、家具や衣類、書類などが大量に残されていることが多いです。
一人で整理しようとすると時間も体力も必要になり、負担が大きくなってしまいます。
そんなときは、家族や友人と協力したり、遺品整理の専門業者に依頼したりすることで、作業をスムーズに進めることができます。
無理をせず、計画的に進めることが大切です。
遺品が財産に関わるかどうかが判断できない
遺品の中には、貴重品や重要な書類が含まれていることがあります。
しかし、何が財産に該当するのか分からず、処分してよいものか判断に迷うことも少なくありません。
特に、故人の通帳や証券、不動産の書類などは慎重に扱う必要があります。
遺産相続に関わる可能性があるため、不安な場合は専門家に相談するのが安心です。
誤って処分してしまわないよう、一つひとつ確認しながら整理を進めましょう。
何を残すべきかわからない
遺品整理では「何を残し、何を手放すべきか」で悩む人が多くいます。
思い出の品が多すぎると、どこから手をつけるべきか迷ってしまうもの。
特に、手紙や写真、愛用品などは簡単に処分できません。
判断に困ったときは、「今後使うか」「見返す機会があるか」を基準に考えてみるのもよいでしょう。
死亡後の手続きも多く大変
遺品整理と並行して、死亡後の手続きもおこなわなければなりません。
銀行口座の解約、公共料金の名義変更、年金や保険の手続きなど、やるべきことが多く、精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。
特に、手続きごとに必要な書類が異なり、期限が設けられている場合もあるため、計画的に進めることが大切です。
一人で抱え込まず、家族や専門家の力を借りながら、順番に対応していきましょう。
一人で遺品整理を背負っているのがつらい
遺品整理を一人で進めなければならない状況は、精神的にも肉体的にも大きな負担になります。
「自分だけで決めてよいのか」「他の家族が協力してくれない」といった不安や孤独感を抱くことも少なくありません。
しかし、無理をする必要はありません。
周囲にに協力を求めたり、遺品整理業者に依頼したりすることで、負担を軽減できます。
遺品整理が大変でつらいときの対処法
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遺品整理を進めるのがつらいときは、下記の7つの対処法を実践してみましょう。
- まずはゆっくり自分の悲しみを見つめてみる
- 心が落ち着いたタイミングで遺品整理を始める
- 作業は少しずつおこなう
- 1人で遺品整理を済ませようとしない
- グリーフケア・カウンセリングをおこなう
- 遺品整理をすることのメリットも知る
- 遺品整理業者に依頼をする
それぞれのポイントを解説します。
まずはゆっくり自分の悲しみを見つめてみる
大切な人を失った後は、悲しみや喪失感に襲われるものです。
遺品整理を進める前に、まずは自分の気持ちに向き合いましょう。
「早く片付けなければ」と焦る必要はありません。
無理に作業を進めようとすると、かえって心の負担が大きくなることもあります。
悲しみを押し込めるのではなく、涙を流したり、思い出を振り返ったりする時間を持つことが大切です。
自分のペースで心を整えながら、少しずつ進めていきましょう。
心が落ち着いたタイミングで遺品整理を始める
遺品整理は、気持ちが落ち着いてから始めるのが理想的です。
悲しみが深いまま無理に整理を進めると、判断が鈍ったり、後悔が残ったりすることもあります。
気持ちが整うまでの期間は人それぞれ異なりますので、自分にとって最適なタイミングを見極めることが大切です。
思い出の品に触れても冷静に向き合えるようになったら、少しずつ整理を始めるとよいでしょう。
無理をせず、焦らず進めることがポイントです。
作業は少しずつおこなう
遺品整理は一度に終わらせようとすると、精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。
特に、物の量が多い場合は、どこから手をつければいいのか分からず、気持ちが萎えてしまうことも。
そんなときは、「今日は衣類だけ」「次回は書類を整理する」といったように、小さな目標を決めて少しずつ進めるのがおすすめです。
無理のないペースで取り組むことで、負担を減らしながら着実に整理を進めることができます。
1人で遺品整理を済ませようとしない
遺品整理を一人で抱え込むと、精神的にも肉体的にも大きな負担になります。
悲しみを乗り越えながら作業を進めるのは、簡単なことではありません。
家族や親戚、友人に協力をお願いし、分担しながら進めると、心の負担も軽減できます。
また、誰かと一緒に思い出を語り合いながら整理を進めることで、気持ちが和らぐこともあるはずです。
周囲から協力を得るのが難しい場合は、遺品整理業者に依頼するのも一つの方法です。
グリーフケア・カウンセリングをおこなう
大切な人を失った悲しみ(グリーフ)は、時間が経ってもなかなか癒えないことがあります。
遺品整理を進める中で、悲しみがより深まってしまうこともあるでしょう。
そのような場合は、グリーフケアやカウンセリングを受けることを検討しましょう。
専門家に話を聞いてもらうことで、気持ちが整理され、前を向くきっかけになることがあります。
身近な人に相談しづらい場合は、電話やオンラインで相談できるサービスを活用するのも良いでしょう。
遺品整理をすることのメリットも知る
遺品整理は辛い作業ですが、故人を偲びながら向き合うことで、心の整理にもつながります。
大切な品を適切に残し、必要なものだけを引き継ぐことで、新たな一歩を踏み出すきっかけになることも。
また、整理することでスペースが確保でき、住環境が整うのもメリットです。
不要なものを寄付したりリサイクルしたりすることで、誰かの役に立つこともできます。
遺品整理の意義を理解することで、気持ちが前向きになることもあるでしょう。
遺品整理業者に依頼をする
精神的・肉体的な負担が大きい場合は、遺品整理業者に依頼するのも一つの選択肢です。
プロの手を借りることで、スムーズかつ丁寧に整理を進められます。
また、貴重品の仕分けや供養、不用品の処分など、専門的な知識を持つスタッフが対応してくれるため、安心して任せることができます。
業者によってサービス内容が異なるため、口コミや実績を確認し、自分に合った業者を選ぶことが大切です。
遺品整理で後悔しないためのポイント
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遺品整理を無理に進めてしまうと、あとあと後悔することになるケースもあるので注意が必要です。
下記の4つのポイントを押さえておき、気持ちよく整理を進めましょう。
- 処分すべきもの取っておくもののルールを決めておく
- 重要書類や貴金属や資産に纏わるものは自分たちで管理する
- 資産価値のあるものは専門家に相談する
- 故人の知人・友人を名乗る人に手伝わせないほうがいい
これらは、大切な遺品、そして自身の心をケアするためにも注意すべきポイントです。
処分すべきもの取っておくもののルールを決めておく
遺品整理を進める際、どの遺品を残し、どれを処分するのか迷ってしまうケースもあります。
特に思い出の詰まった品は、手放すのが難しいものです。
スムーズに作業を進めるために、事前に「取っておくもの」と「処分するもの」のルールを決めておくことをおすすめします。
例えば、貴重品や思い出の品は保管し、日用品や消耗品は処分するなど、基準を明確にすると判断しやすくなります。
家族で話し合い、納得できる基準を作ることが、あとあと後悔しない遺品整理のポイントです。
重要書類や貴金属や資産に纏わるものは自分たちで管理する
遺品の中には、銀行の通帳・権利書・保険証書などの重要書類や、貴金属・骨董品といった資産に纏わるものが含まれていることがあります。
これらは遺産相続にも関わるため、信頼できる家族や相続人が責任を持って管理することが大切です。
整理中に紛失してしまうと、後々トラブルの原因になることもあります。
業者や他人に預ける前に、必ず内容を確認し、安全な場所に保管しておきましょう。
資産価値のあるものは専門家に相談する
故人の遺品の中には、骨董品・貴金属・ブランド品・美術品など、資産価値のあるものが含まれている場合があります。
しかし、一般の人ではその価値を正確に判断するのは難しいため、誤って安く手放してしまうことも少なくありません。
後悔しないためには、専門の鑑定士や買取業者に相談し、正しい価値を把握することが大切です。
複数の専門家に意見を聞くことで、適正な評価を得られる可能性が高まります。
故人の知人・友人を名乗る人に手伝わせないほうがいい
遺品整理をしていると、故人の知人や友人を名乗る人が「手伝いたい」と申し出てくることがあります。
善意で申し出てくれる場合もありますが、中には貴重品を持ち去ったり、価値のある品を勝手に持ち帰ったりするケースもあるため、慎重に対応する必要があります。
特に、相続に関わる重要な品を扱う際は、信頼できる家族だけで進めるのが安心です。
親しい関係であっても、慎重に判断し、不安があればお断りすることをおすすめします。
遺品整理がつらいときは何から始めるべきか
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遺品整理がつらいときは、心身への負担が少ない下記の作業から始めるのがおすすめです。
- 体力を使わない書類関係の整理から
- 明らかなゴミと不用品を捨てていく
体力を使わない書類関係の整理から
遺品整理は思った以上に体力を使う作業ですが、まずは負担の少ない書類関係の整理から始めるのがおすすめです。
通帳や権利書、保険証書などの重要書類を確認し、安全な場所に保管しましょう。
また、不要な請求書や古い雑誌、チラシなどは処分していくと、作業が進みやすくなります。
書類の整理は体力的な負担が少ないため、精神的に余裕のある状態で取り組めます。
焦らず少しずつ進めることで、気持ちの整理もしやすくなるでしょう。
明らかなゴミと不用品を捨てていく
遺品整理をスムーズに進めるためには、まず明らかに不要なものを処分するのが効果的です。
使いかけの食品、壊れた家具や家電、古びた衣類など、明らかに処分すべきものから手をつけると、作業が進めやすくなります。
部屋が少し片付くだけでも気持ちに余裕が生まれ、次の作業に取り組みやすくなるでしょう。
遺品整理を業者に依頼するならしあわせの遺品整理へ
遺品整理は、精神的にも肉体的にも負担が大きい作業です。
しかし、無理に急いで進める必要はありません。
まずは心の整理をし、体力を使わない書類関係の整理や、明らかに不要なものの処分から始めるとスムーズに進められます。
また、心身への負担を軽減しながら遺品整理を進めるには、家族や専門業者の力を借りるのが効果的です。
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