遺品整理における服・衣類の整理手順は?処分するなら買取やリサイクルも可能!

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  • 遺品整理

遺品整理を進めるうえで、衣類を整理するタイミング・方法がわからずに困っている方は多いはずです。

服・衣類を処分するにはいくつかの方法がありますし、中には処分せずに残しておいた方がいいものもあるでしょう。

そこで、この記事では遺品整理における服の整理手順・処分方法を徹底解説します。

  • 亡くなった人の服を処分するタイミング
  • 衣類を処分する前に確認すべきこと
  • 衣類を整理する際の具体的な手順
  • 処分・買取・リサイクル・寄付などの選択肢

上記の項目について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

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亡くなった人の服を遺品整理で処分するタイミング

故人の服を整理するタイミングは人それぞれであり、無理に急ぐ必要はありません。

四十九日や一周忌などの法要を一区切りとして考える人が多いですが、そのタイミングを選ぶ理由の1つは「親戚が集まるから」です。

親戚が集まったタイミングで故人の衣類を整理すれば、形見分けしたり、必要な人に譲ったりすることができます。

もちろん、心の整理がつくまで時間をかけても問題ありません。

ただし、湿気やカビによる劣化を防ぐため、長期間放置するのは避けた方がよいでしょう。

また、家のスペースを確保したい場合や、相続や引っ越しの関係で整理が必要な場合は、計画的に進めるのが理想的です。

不要な衣類はただ処分するのではなく、リサイクルや寄付を検討するのも良い方法です。

故人を偲びつつ、気持ちの整理がついたタイミングで、無理なく進めましょう。

衣類の遺品整理の前に確認すべきこと

衣類の遺品整理をおこなう際は、作業にかかる前に下記の6点について確認することが大切です。

  • 遺言書を必ず確認する
  • 親族と話し合う
  • ポケットの中身を1つずつ確認する
  • 故人に着せる服を選ぶ
  • 形見分けをする衣類があるか確認する
  • 思い出があるなら服の写真を撮っておく

衣類を処分した後に後悔することにならないよう、必ず確認しておきましょう。

遺言書を必ず確認する

遺品整理を始める前に、まず遺言書の有無を確認しましょう。

遺言書には、財産分与だけでなく「この服を特定の人に譲りたい」といった指定が含まれている場合があります。

万が一、遺言書を確認せずに処分してしまうと、後でトラブルにつながる可能性もあるため注意してください。

遺言書は、公正証書遺言・自筆証書遺言・秘密証書遺言などの形式があり、特に自筆証書遺言は家の中の引き出しや金庫に保管されていることが多いです。

見つかった場合は、家庭裁判所で検認手続きをおこなう必要があります。

親族と話し合う

衣類を含む遺品整理は、家族や親族と話し合いながら進めることが大切です。

故人の思い出が詰まった品物だからこそ、「残したい」「譲りたい」と考える人がいるかもしれません。

特に形見分けを希望する人がいる場合は、後でトラブルにならないよう事前に意見をすり合わせておきましょう。

また、整理のタイミングも家族間で考慮する必要があります。

すぐに片付けたい人もいれば、心の整理がつくまで時間をかけたい人もいるため、互いの気持ちを尊重しながら進めることが大切です。

遺品整理を円滑に進めるためにも、家族間のコミュニケーションを大切にしましょう。

ポケットの中身を1つずつ確認する

故人の衣類を処分する際には、ポケットの中身を必ずチェックしましょう。

意外と小銭や鍵、メモ、写真などが入っていることがあり、大切なものを誤って処分してしまう可能性があります。

もしくは、キャッシュカードや免許証などの貴重品が見つかるケースもあります。

これらは適切に処理しないと悪用されるリスクがあるため、家族と相談しながら対応しましょう。

特にスーツやコートの内ポケットは、普段使わないものが入っていることが多いため、慎重に確認してください。

手間はかかりますが、大事な思い出や必要な物を失わないために、1着ずつ丁寧に確認することをおすすめします。

故人に着せる服を選ぶ

火葬や納棺の際に、故人に着せる服を選ぶ必要があります。

多くの場合、葬儀社が用意する白装束を着せますが、家族の希望により故人が愛用していた服を選ぶことも可能です。

生前によく着ていた服や、お気に入りだった一着を選ぶことで、故人らしい最期を迎えることができます。

故人が愛用していた服を着せる場合は、華美な装飾が少なく、燃えやすい素材の服が適しています。

化学繊維や金属装飾が多いものは、火葬時に問題が生じる可能性があるため避けた方が良いでしょう。

形見分けをする衣類があるか確認する

故人の衣類の中には、家族や親しい人に形見分けとして渡したいもの、もしくは受け取りたい人がいるかもしれません。

特に、思い出深い服やブランド物の衣類、手作りのものなどは、受け取る人にとって価値のある品になります。

ただし、形見分けをする際は、受け取る人の意向も大切です。

サイズやデザインの好みが合わない場合もあるため、無理に渡さず、相手の気持ちを尊重しましょう。

また、状態が良い服はクリーニングしてから渡すと、より丁寧な形見分けになります。

大切な人の思いを引き継ぐ形で、心を込めて整理しましょう。

思い出があるなら服の写真を撮っておく

故人の衣類を捨てるのが忍びないと感じる場合は、処分する前に写真を撮って記録しておくのも良い方法です。

写真に残しておけば、実物がなくなっても思い出を振り返ることができ、気持ちの整理もしやすくなります。

特に、故人がよく着ていた服や、特別な日に身に着けていた衣類は、思い出深いものです。

すべてを残すことは難しくても、デジタルデータとして保存することで、故人の存在を身近に感じることができます。

遺品整理で処分する服を分類する手順

服・衣類の遺品整理は、下記の手順で分類していくとスムーズです。

  1. 残しておく衣類を先に決めていく
  2. 処分する衣類を決めていく
  3. 一旦保留する衣類を仕分ける
  4. 処分する依頼の処分方法を検討する

それぞれの手順のポイントを解説します。

1.残しておく衣類を先に決めていく

衣類を遺品整理する際は、まず残しておくものを決めることから始めるとスムーズに進みます。

すべての服を一度に仕分けるのは大変なので、「絶対に残す」と決めた衣類を先に選び、それ以外を処分や保留の対象にするのが効率的です。

残す衣類としては、形見分けにしたいもの・故人の思い出が詰まった服・家族が今後も着る可能性があるものなどが考えられます。

また、着物や高価なブランド品などは、価値があるため慎重に判断しましょう。

残す衣類を先に確保することで、その後の整理がスムーズに進みます。

2.処分する衣類を決めていく

次に、不要な衣類を処分するための選別をおこないます。

基本的に、汚れや傷みが激しいもの・サイズが合わないもの・故人がほとんど着ていなかったものなどが処分の対象です。

大量にある場合は、衣類の種類ごとに分けながら整理しましょう。

ただし、明らかに不要な服であっても、すぐに手放すことに抵抗を感じることもあります。

その場合は、処分を急がず、一時的に保留して後日改めて判断するのも良い方法です。

3.一旦保留する衣類を仕分ける

すぐに判断できない衣類は、一旦保留として仕分けるのがおすすめです。

特に、故人の思い出が詰まった服や、形見分けにするか迷っているものなどは、無理に処分する必要はありません。

保留する衣類は、一定期間を決めて保管し、気持ちの整理がついた段階で改めて見直すといいでしょう。

数週間から数ヶ月後に再検討すると、不要だと感じるものも出てくるかもしれません。

感情的になりすぎず、冷静に判断するための時間を持つことが大切です。

4.処分する依頼の処分方法を検討する

処分する衣類が決まったら、その処分方法を検討しましょう。

一般的な方法としては、自治体のゴミ回収を利用する・リサイクルショップや古着回収サービスを活用する・寄付するなどがあります。

状態の良い服は、必要としている人に譲るのも良い選択肢です。

また、大量の衣類を一度に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。

ただし、中には悪質な業者も存在するので注意が必要です。

口コミ・評判を確認しながら、安心して依頼できる業者を選びましょう。

どの処分方法を選ぶにしろ、故人や家族の気持ち、さらには環境にも配慮しながら、適切な処分方法を選ぶことが大切です。

遺品整理で出た服の処分方法

最後に、遺品整理で出た不要な服・衣類の処分方法として、下記の8点について解説します。

  • 一般ゴミで捨てる
  • 不用品回収業者に引き取りしてもらう
  • 市区町村の古着リサイクル回収を利用する
  • アパレル店舗の古着リサイクル回収を利用する
  • フリマアプリ・オークションサイトで販売する
  • 古着買取店・リサイクルショップに買取してもらう
  • NPO法人・支援団体に寄付をする

故人や親族の思い、さらには環境面への影響も配慮しながら、適切な処分方法を選びましょう。

一般ゴミで捨てる

遺品整理で出た服は、一般ゴミとして処分することが可能です。

多くの自治体では、燃えるゴミとして出せる場合がほとんどですが、一部の地域では「布類」「資源ごみ」として分別が必要なケースもあります。

自治体のゴミ分別ルールを確認し、適切に処分しましょう。

また、衣類の量が多い場合は、一度に出すのではなく、何回かに分けて出すとスムーズです。

特に、カビや汚れがある衣類は、リサイクルや寄付が難しいため、一般ゴミとして処分するのが適切です。

不用品回収業者に引き取りしてもらう

大量の衣類を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。

多くの業者は、衣類だけでなく他の遺品もまとめて回収してくれるため、不用品の処分を一度に進められます。

ただし、業者によって料金やサービス内容が異なります。

不要な出費を避けるため、複数の業者を比較し、信頼できるところを選びましょう。

特に、無料回収をうたう業者の中には、不法投棄や高額請求などのトラブルが発生するケースもあります。

トラブルを回避するため、自治体から「一般廃棄物処理業許可」を取得した業者かどうかを確認して依頼しましょう。

市区町村の古着リサイクル回収を利用する

多くの市区町村では、古着のリサイクル回収を実施しています。

これは、着られる衣類を資源として再利用するための仕組みで、特定の回収ボックスや清掃センターで受け付けていることが多いです。

回収された衣類は、国内外のリユース市場に送られたり、工業用の雑巾として再利用されたりします。

利用する際は、衣類が濡れていたり、汚れていたりすると回収対象外になることがあるため、事前に自治体のルールを確認しておきましょう。

市区町村の古着リサイクル回収は無料で利用できることが多く、環境に配慮した処分方法としておすすめです。

アパレル店舗の古着リサイクル回収を利用する

アパレルブランドによっては、古着のリサイクル回収を実施している店舗があります。

回収の際には、ブランドの指定や、回収可能な衣類の条件がある場合があるため、事前に公式サイトなどで確認しましょう。回収に協力すると、割引クーポンがもらえることもあり、環境保護だけでなく、買い物の際にもメリットがあります。

下記の3つのアパレル店舗の古着リサイクル回収の概要を紹介するので、参考にしてください。

  • 無印良品
  • H&M
  • THE NORTH FACE

近くに店舗がある方は、利用を検討してましょう。

無印良品

対象商品無印良品の衣料品全般・タオル・シーツ・カバー類
※下着類は対象外
回収場所・方法全国の無印良品の店舗(スタッフに声掛け)
リサイクル・リユース方法・商品をアップサイクルし、衣料品として再生
・服など商品の原料として再生
特典MUJI Passportの提示で1,000マイル付与

無印良品の古着リサイクル回収の概要は、上記のとおりです。

「MUJI Passport」を所持している方であれば、1,000マイル付与の特典を受けらえます。

ただし、他社製品は回収の対象外となるので注意してください。

H&M

対象商品衣類・布地(ブランドや状態は問わない)
※皮革製品やシューズ、 アクセサリーは対象外
回収方法全国の店舗に設置されている回収BOX(スタッフに声掛け)
リサイクル・リユース方法・古着として国内外で販売
・リメイクや清掃用品などに作り変えられて再利用​
・織物繊維に細断され、断熱材の製造などに使用
特典1袋の持ち込みごとに20ポイント付与、さらに次回のお買い物時に使える500円OFFデジタルクーポンを進呈

H&Mの古着リサイクル回収の概要は、上記のとおりです。

ブランドや状態は問わず古着の回収をおこなっており、買い物に使えるポイント・クーポンが付与されます。

THE NORTH FACE

対象商品衣類(ブランドや状態は問わない)
※下着、靴、バッグ、靴下、帽子、手袋などのアクセサリーは回収対象外
回収方法全国の実店舗(スタッフに声掛け)
リサイクル・リユース方法・ケミカルリサイクル(石油原料の再生)
・ダウンのリサイクル
・繊維製品のリサイクル/リユース
特典持ち込み点数にかかわらず、その日から使えるクーポンを付与
※5,000円(税別)以上の商品購入の際に1枚のクーポンが利用可能
※クーポンの受け取りは1日1回のみ
※有効期限は、発効日から3カ月

アウトドア・アパレルブランド「THE NORTH FACE」を運営する株式会社ゴールドウインでは、全国の実店舗で古着リサイクル回収を受け付けています。

その日から利用できるクーポンが付与されるため、同社の製品を好む方には嬉しい特典です。

フリマアプリ・オークションサイトで販売する

状態の良い衣類は、フリマアプリやオークションサイトを活用して販売することも可能です。

特に、ブランド品や希少なデザインの服は需要が高く、適正な価格で売れる可能性があります。

メルカリやラクマ、ヤフオクなどのプラットフォームを利用すれば、簡単に出品できます。

ただし、出品・発送や購入希望者とのやりとりの手間がかかるため、時間に余裕がある人向けの方法です。

また、売れ残った場合の対応も考慮し、一定期間売れなかった場合は別の方法で処分するなど、計画的に進めましょう。

古着買取店・リサイクルショップに買取してもらう

手間をかけずに衣類を手放したい場合は、古着買取店やリサイクルショップに持ち込むのもおすすめです。

セカンドストリートやトレファクスタイルなどの店舗では、ブランド服や比較的新しいデザインの服を高価買取してくれることがあります。

ただし、ノーブランドの服や使用感があるものは買取対象外になることも多いため、事前に店舗の買取基準の確認が必要です。

また、宅配買取をおこなっているショップも多くあるため、近くに店舗がない場合はオンライン買取サービスの利用を検討しましょう。

NPO法人・支援団体に寄付をする

不要になった衣類をNPO法人や支援団体に寄付することで、社会貢献につなげることができます。

国内外の貧困層支援や災害支援の一環として、古着を活用する団体が多く、特に防寒着や子供服などは需要が高いです。

寄付を受け付けている団体には、日本救援衣料センターやセカンドハーベストジャパンなどがあります。

団体によって受け入れ条件が異なるため、寄付する前に必ず確認しましょう。

送料負担が必要な場合もありますが、故人の衣類を有効活用できるため、気持ちの整理にもつながります。

供養する

故人の衣類には思い出が詰まっているため、供養してから処分する方法もあります。

多くの寺院や神社では、遺品供養の一環として衣類の供養を受け付けており、お焚き上げをしてもらうことが可能です。

供養を希望する場合は、遺品整理業者や葬儀社に相談すると、供養をおこなっている寺院などを紹介してもらえることがあります。

特に、大切にしていた衣類や形見分けできなかった服の供養は、心の整理をつけるうえでも有効な方法です。

遺品整理で出た服の処分は「しあわせの遺品整理」へ

遺品整理で出た服の処分は「しあわせの遺品整理」へ

遺品整理で出た衣類は、故人との思い出が詰まった大切な品です。

まずは残す服を決め、処分・保留する衣類を分類しましょう。

処分方法には、一般ゴミとして廃棄、不用品回収業者の利用、リサイクル回収、寄付、販売などさまざまな選択肢があります。

自分や家族の気持ちに寄り添いながら、無理なく進めることが大切です。

なお、大量に出た不要な服・衣類の処分を業者に依頼するなら、片付け侍がおすすめです。

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