骨董品の処分方法を解説!処分より買い取りがおすすめ!業者の選び方も解説!

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骨董品の処分方法を解説!処分より買い取りがおすすめ!業者の選び方も解説!

「古い壺や掛け軸、祖父母の遺品…どうやって処分すればいいの?」と悩んでいませんか。骨董品の処分は、普通の不用品とは違い、価値の見極めが難しいのが現実です。

誤ってゴミとして出してしまうと、実は高額で取引されるような品を失ってしまう可能性もあります。

特に遺品整理や実家の片付けで見つかる骨董品は、「古いだけなのか」「貴重なのか」の判断がつかず、どうすればいいのか迷うものです。

この記事では、骨董品の正しい処分方法と、高く売るためのポイント・信頼できる買取業者の選び方を詳しく解説します。

読み終えるころには、損をせず・安心して手放すための具体的な行動が分かるようになりますよ。

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骨董品の処分で最初に確認すべきこと

骨董品を処分しようと思っても「捨てていいの?」「価値があるかも?」と迷っていませんか。特に実家の整理や遺品整理で出てきた場合、単なる古いものと思って処分してしまうと、思わぬ損失につながる可能性があります。

ここでは骨董品の基本や処分前に確認すべき理由・遺品の場合の注意点について順を追って見ていきましょう。

そもそも骨董品とはどんなものか

骨董品とは、長い年月を経て歴史的・美術的価値が認められる品のことを指します。一般的には古くて価値のあるものを指しますが、基準は曖昧です。代表的な骨董品の例を挙げると以下の通りです。

  • 陶磁器(伊万里焼、九谷焼、有田焼など)
  • 掛け軸や屏風などの絵画・書画
  • 茶道具、刀剣、仏像
  • 古い家具や時計、金属工芸品
  • 古銭、古切手、勲章などのコレクションアイテム

見た目が古い=骨董品とは限らず、保存状態や作家・制作年代によって価値が大きく変わります。

同じように見える茶碗でも、江戸時代の初期に作られたものや、有名な陶芸家の作品であれば数十万円以上の価値がつくケースもあります。

さらに骨董品は、アンティークと混同されがちです。アンティークは「100年以上経過したもの」を指すのが欧米での定義ですが、日本では必ずしも厳密な基準がなく、明治・大正・昭和初期の工芸品も骨董品として扱われます。

価値を判断するには古さだけではなく、文化的・歴史的背景や、保存状態・市場需要を総合的に見る必要があります。

処分前に価値を確認すべき理由

価値があるかもしれない骨董品を、知らずに捨ててしまうのは、実際によくあるケースです。処分前に鑑定や査定を行えば、思いがけない高値がつくケースも。以下の点を確認しておきましょう。

  • 作家名や銘が入っていないか(裏や底面をチェック)
  • 箱や鑑定書などの付属品があるか
  • 傷や欠けの有無・保管状態
  • 同じ作品の市場価格や落札履歴
  • 専門業者の無料査定サービスを利用する

最近では骨董品の出張買取や、オンライン査定が普及しており、スマホの写真を送るだけで概算価格を教えてくれる業者も増えています。

オンライン査定を活用すれば、誤って粗大ゴミとして処分してしまうリスクを避けられます。

たとえば祖父の遺品から出てきた古い壺が、実は明治期の有田焼で数十万円の査定になったといった例もあります。

価値の判断は専門家でなければ難しいため、少しでも気になるものがあれば、捨てる前に必ず相談しましょう。

また一般的な不用品回収業者は骨董品の価値を見極めるスキルを持たない場合が多いため注意が必要です。無料で引き取りと言われて手放した後、業者が高値で転売していたというトラブルもあります。そのため骨董品専門の鑑定士がいる業者を選ぶと安全です。

遺品の場合は相続対象になる可能性

遺品整理の際に見つかる骨董品は、単なる思い出の品ではなく、法的には相続財産として扱われる場合があります。

特に、絵画・茶器・金属工芸品などは「動産(どうさん)」として資産価値が認められ、相続税の課税対象になるケースに注意しましょう。

相続に関わるポイントを整理すると次の通りです。

確認項目内容
鑑定評価公的な鑑定士による評価額を確認
相続人誰が相続権を持つかを明確にする
相続税高額品は課税対象になることも
分配方法売却して現金化/保有して分割など

価値が高い骨董品を安易に処分してしまうと、後々相続トラブルにつながるおそれがあります。

たとえば兄弟のうち一人が勝手に処分してしまった場合、「価値を知らずに売却した」として法的問題に発展する恐れも。

相続に関わる品が出てきた場合は、まず遺品整理+鑑定+相続手続きを一貫して対応できる業者に相談するのがおすすめです。

遺品整理業者の中にも「骨董品鑑定士」と連携して査定を行うところが増えています。プロに依頼することで、法的リスクを避けつつ、公平な分配を行えるでしょう。

骨董品を処分する7つの方法

ここでは、代表的な7つの処分方法を紹介し、それぞれのメリット・注意点・おすすめの活用シーンを詳しく解説します。

  • 自治体のゴミ回収に出す
  • 粗大ゴミとして処分する
  • ゴミ処理施設に直接持ち込む
  • 遺品整理業者・不用品回収業者に依頼する
  • リサイクルショップや買取専門店に売る
  • フリマアプリやネットオークションで売る
  • 知人に譲るか寄付をする

状況に合ったぴったりの方法を見つけましょう。

自治体のゴミ回収に出す

もっとも簡単な方法は、自治体のゴミ回収に出す方法です。ただし、骨董品の多くは燃えないゴミ・粗大ゴミに分類されるため、回収ルールを確認してから出しましょう。

自治体回収の基本ルールは以下の通りです。

  • 小型の陶磁器・ガラス製品 → 「燃えないゴミ」
  • 大型の壺・家具類 → 「粗大ゴミ」扱い(シール購入が必要)
  • 金属製の装飾品 → 金属ゴミとして扱われる場合もある
  • 収集日・回収場所・サイズ制限は自治体によって異なる

自治体回収は無料または数百円の費用で済む点が魅力です。ただし、自治体は価値を鑑定してくれるわけではありません。

骨董品のように価値が不明なものを出してしまうと、思わぬ損失につながる恐れもあります。

また壺や絵画などは、割れやすい・大きすぎるなどの理由で、通常回収が難しい場合もあるため注意が必要です。

自治体回収は、価値がないことが明らかなものや、壊れてしまった骨董品の残骸を処分する際に向いています。迷う場合は、事前に写真を撮って専門業者へ相談するのがおすすめです。

粗大ゴミとして処分する

サイズの大きい骨董家具や掛け軸、仏壇、古い飾り棚などは粗大ゴミとして扱われます。粗大ゴミとして処分する手順は以下の通りです。

  1. 自治体のホームページまたは電話で申し込み
  2. 処分シール(300~1,000円程度)を購入
  3. 指定日に、指定場所へ出す

費用は比較的安価で済みますが、重たい骨董家具やガラスケースは運搬が大変です。また自治体の収集は、搬出サービスがない場合が多く、家の外まで運び出す必要があります。そのため高齢の方や女性一人では難しいケースも多いでしょう。

さらに粗大ゴミとして出してしまうと、再利用・買取もできなくなります。そのため価値がないと確信できる場合以外は、まず鑑定し、その後に処分しましょう。

ゴミ処理施設に直接持ち込む

引越しや大量処分の際に便利なのが、ゴミ処理施設への持ち込みです。予約制の自治体が多く、自家用車で直接運ぶことでスムーズに処分できます。

持ち込み処分の特徴は以下の通りです。

  • 自分のタイミングで処分できる
  • 1kgあたり10~20円程度の処理費が発生
  • 事前予約・身分証明書の提示が必要な場合あり
  • 搬入の際は安全のため梱包が必要

直接持ち込む方法はスピーディーですが、やはり鑑定や買取は行われません。施設ではリサイクルよりも、焼却・埋め立てが中心のため、価値ある品を持ち込むのはもったいない方法です。

骨董品に見えるものが多い場合は、一括で専門査定に出してから残りを処分するのが確実です。

遺品整理業者・不用品回収業者に依頼する

大量にある場合や、分別が難しい・一人では運べないといった時は、専門業者に依頼するのが最も安心です。

業者依頼のメリットは以下の通りです。

  • 自宅まで出張してくれる
  • 分別・搬出・清掃まで一括対応
  • 骨董品の鑑定士と提携している業者もある
  • 買取可能な品はその場で査定・現金化

費用は1部屋あたり数万円~が相場ですが、買取できる品があれば実質無料になるケースもあります。

特に遺品整理で出た骨董品は、価値がわからないまま処分すると後悔につながりやすいため、プロの査定付きサービスが安心です。

注意点としては、一般の不用品業者と骨董品専門の鑑定業者を混同しないこと。回収目的の業者だと、価値を見抜けず安く引き取られる場合もあります。

「古物商許可」や「査定士資格」を持つ会社を選ぶとトラブルを防げますよ。

リサイクルショップや買取専門店に売る

まだ状態が良い骨董品なら、リサイクルショップや骨董品買取店に持ち込むのがおすすめです。

主な売却方法として以下の3つがあります。

  • 店頭持ち込み査定
  • 出張買取(自宅で鑑定)
  • 宅配買取(段ボールで送る)

最近は「無料査定+出張買取」が増えており、全国対応の大手業者も多数あります。出張費や査定料が無料の業者を選べば、手間をかけずに高価買取が狙えるでしょう。

一方、リサイクルショップは骨董品の知識が浅く、相場より安く買い取られるケースもあります。

そのため、価値がありそう・古そうと思った時点で、専門店や骨董商が在籍する業者に限定して相談するのが大切です。

フリマアプリやネットオークションで売る

手軽に現金化したいなら、フリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。

特に古銭や茶道具、掛け軸などはコレクター人気が高く、相場以上で落札されるケースも。

ただし、真贋証明がない場合はトラブルの元となるため、事前に鑑定書を取得しておくと安心です。また配送中の破損・すり替え防止のため、梱包は厳重に行いましょう。

個人間取引は手数料を抑えつつ高値を狙える反面、トラブル対応をすべて自分で行う必要があります。手間をかけたくない人は、フリマ出品代行サービスを利用するのもよいでしょう。

知人に譲るか寄付をする

お金にはならなくても、誰かに使ってもらいたいと考えている場合は、知人や団体への譲渡・寄付といった方法もあります。主な寄付・譲渡先は以下の通りです。

  • 地域の文化センターや博物館
  • 福祉施設・学校(展示や教材目的)
  • 海外支援団体(輸出リユース)
  • 骨董愛好家のコミュニティ

寄付は社会貢献にもつながり、大切な品を無駄にしたくないといった想いを形にできます。

また博物館などに受け入れられる場合は、保存・展示されることで文化的価値を残せるでしょう。

ただし、受け入れ可否は各団体によって異なり、事前に写真とサイズを伝えて確認する必要があります。譲る・寄付する際も、価値を確かめたうえで行えば、思い出を活かす処分ができます。

骨董品は処分よりも買取がおすすめな3つの理由

骨董品を「古いから捨てよう」と思ってしまう方は少なくありません。しかし処分してしまう前に買取を検討してみましょう。

骨董品は見た目以上に価値を持っている場合が多く、捨ててしまうことで大きな損をする可能性があるからです。

  • 価値があれば現金化できる
  • 処分費用がかからずむしろ収入になる
  • 価値ある品を捨てずに済む

費用面・価値面・心理面のすべてでメリットがあるため、整理を考えている人はぜひ参考にしてください。

価値があれば現金化できる

骨董品の最大の特徴は、古くても価値が落ちにくい点です。むしろ、保存状態が良ければ年数を重ねるほど価値が上がる可能性さえあります。

そのため処分する前に一度でも査定を受けることで、思いがけない収入につながる可能性もあるでしょう。

骨董品で高額査定が期待できる代表例

  • 江戸・明治時代の陶磁器(伊万里焼・九谷焼など)
  • 茶道具や香炉などの伝統工芸品
  • 掛け軸・書画・仏像などの美術品
  • 古銭・切手・勲章・軍服などのコレクターアイテム
  • 古家具や時計などのアンティーク品

査定の結果、数万円〜数十万円以上の価値がつくことも珍しくありません。特に、作家名や印が入っている作品、保存状態が良いものは評価が高くなります。

専門知識がないままゴミとして処分してしまうと、再販価値があるものを「数百円で回収」されてしまう恐れもあります。

専門の骨董品買取業者なら、経験豊富な鑑定士が市場相場に基づいて査定してくれるため、安心して売却できるでしょう。

また最近では、LINE査定や出張無料査定などの便利なサービスも増えています。自宅にいながら写真を送るだけでおおよその査定額を知ることができるため、価値があるかどうか分からないといった方も気軽に相談できますよ。

処分費用がかからずむしろ収入になる

通常、骨董品を「不用品」として処分する場合、費用が発生します。しかし買取を利用すれば、処分どころかお金を受け取る側になれますよ。

処分と買取のコスト比較は以下を参考にしてください。

方法費用負担特徴
自治体回収200〜1,000円程度安いが価値ある品もゴミ扱いになる
不用品回収業者数千〜数万円便利だが買取には非対応のことも
骨董品買取業者0円(むしろ現金化)出張無料・査定無料が主流

特に遺品整理や引っ越し時などで大量の骨董品が出た場合、処分費だけで数万円かかるケースもあります。

その点、買取なら搬出・査定・運搬まですべて無料で行う業者も多く、処分コストを削減しながら収益を得れますよ。

また買取業者の中には、骨董品+ブランド品+貴金属など、複数ジャンルをまとめて査定できるサービスもあります。

一括で査定してもらえば時間の節約にもなり、トータルでの買取額も上がる傾向が。処分=費用がかかるものといった考え方を捨て、処分しながら利益を出す方法にシフトしてみるのもおすすめです。

価値ある品を捨てずに済む

買取の大きなメリットは、思い出や歴史を残せる点です。骨董品には、家族の歴史や日本の文化が詰まっているケースも。見た目が古びていても、専門家の手に渡れば再評価され、次の世代へ受け継がれるのです。

買取を選ぶことで得られるメリットには以下が挙げられます。

  • 価値ある品を正しく評価してもらえる
  • 他のコレクターや美術館に引き継がれる可能性がある
  • 自分ではわからない歴史的背景を知るきっかけになる
  • 捨てる罪悪感がなく、気持ちよく整理できる

多くの人が遺品整理で出てきた壺や祖父の書画などを、ただの古いものと見なしてしまいがちです。

しかし、中には文化的価値を持つ品も少なくありません。たとえば、江戸時代の焼き物や明治期の工芸品が美術館に収蔵された事例も。

また骨董品買取業者によっては、修復・保管を専門に行うところもあり、品物を再生して次の持ち主につなげる活動をしています。捨てることで完全に失われる文化財を、買取で守れるのです。

骨董品を買い取り業者に高く売るためのポイント

骨董品を処分するなら、ただ手放すのではなく、少しでも高く売る工夫をするのがおすすめです。

古く見えても実は価値のある品が多く、ポイントを押さえるだけで査定額が何倍にも変わるケースもあります。

ここでは初めて買取を利用する人でも実践できる高価買取のコツを解説します。

  • 複数の専門業者に査定を依頼する
  • 出張買取を活用する
  • 付属品を揃えておく
  • 無理に掃除をしない

ちょっとした準備や選び方次第で、同じ骨董品でも数万円の差がつくこともあるため、ぜひ参考にしてください。

複数の専門業者に査定を依頼する

骨董品を売るときに最も大切なのが、一社だけで決めない点です。業者ごとに得意分野や査定基準が異なるため、同じ品でも評価額がまったく違う可能性があります。

複数査定を行うメリットは以下の通りです。

  • 相場の把握ができる
  • 不当に安い価格を避けられる
  • 得意ジャンルを持つ業者を見極められる
  • 査定士の対応から信頼度を判断できる

特に骨董品は、専門知識の有無で査定結果が大きく変わる分野です。たとえば、陶磁器を扱うのが得意な業者と、絵画や彫刻を中心に扱う業者では、価値の見方がまったく異なります。

最近では、一括査定サービスや無料オンライン査定も増えており、写真を送るだけで複数社から見積もりを受け取れる便利な仕組みも。

複数のサービスを活用すれば、相場を知りつつ、自分にとって納得のできる条件で手放せるでしょう。

査定は無料のところがほとんどなので、最低でも2~3社に見てもらうのがおすすめ。そのうえで、鑑定士の説明が丁寧で信頼できる業者を選びましょう。

出張買取を活用する

骨董品のように壊れやすく重いものは、持ち込みよりも出張買取を選ぶのがよいでしょう。

出張買取なら、自宅にいながら査定から支払いまで完結でき、搬出の手間もかかりません。

出張買取のメリットには以下が挙げられます。

  • 大型の骨董家具や掛け軸も自宅で査定可能
  • 複数品をまとめて見てもらえる
  • 査定後その場で現金化できるケースもある
  • 無料出張・全国対応の業者が多い

また出張買取では鑑定士が品物の状態や背景を直接確認できるため、保存環境や由来を踏まえた正確な査定が受けられます。

特に、箱書き(作家の署名入り箱)や由来が分かる資料などがある場合は、そのまま持って行きましょう。

一方で、出張買取を利用する際は、悪質業者に注意が必要です。強引な買取や、他の品まで持ち帰ろうとするケースも報告されています。そのため、以下のような点を事前に確認しておくと安心です。

  • 古物商許可を取得しているか
  • 査定内容・金額を明確に説明してくれるか
  • 口コミや評判を確認しておく

信頼できる業者を選べば、手間をかけずに高額買取を実現できるでしょう。

付属品を揃えておく

骨董品の買取では、品そのものだけでなく、付属品の有無が査定額に大きく影響します。

付属品とは、購入当時の箱や鑑定書、証明書などのことです。

査定時にプラス評価される付属品の例には以下が挙げられます。

付属品の種類評価ポイント
共箱(作家名入りの木箱)真作証明になるため価値が上がる
鑑定書・証明書本物と証明できる重要書類
茶道具の仕覆(しふく)や風呂敷保存状態を良く保つためプラス評価
付属の道具や替え部品完品に近いほど高評価

特に著名な作家の作品や美術品では、共箱と鑑定書の有無で数万円〜数十万円の差が出るケースもあります。

また付属品は、品物の来歴を示す重要な手がかりです。どこで誰が購入したものか、どんな時代のものかといった情報があれば、鑑定の際に役立つでしょう。

整理の際は、品物と付属品を分けて保管しないよう注意してください。

箱だけ別の押し入れにあった・証明書を紛失していたといったケースは非常に多く、価値を下げてしまう原因になります。

無理に掃除をしない

つい少しでもきれいにしてから売ろうと思うかもしれません。しかし骨董品の多くは、経年の風合いが価値の一部であり、素人が磨いたり洗ったりすると価値を落としてしまう場合があります。

そのため掃除・手入れで注意すべきポイントとして、以下の点に注意しましょう。

  • 水洗い・研磨剤の使用は厳禁
  • 絵画や掛け軸は湿気を避けてそのまま保管
  • 金属製品はサビも「味」として評価されることがある
  • どうしても気になる汚れは乾いた柔らかい布で軽く拭く程度にする

特に古い漆器や金属工芸品は、錆び・くすみも歴史を物語るポイントです。見た目をきれいにしても、専門家の目から見れば本来の質感を損ねたと判断され、かえって減額される恐れがあります。

おすすめは、現状のままで鑑定士に見てもらう方法です。専門業者は素材や年代ごとに正しい取り扱い方法を知っているため、査定後に適切なクリーニングを行ってくれます。

焦って自己判断せず、そのままの状態で相談するのが高価買取への近道です。

骨董品買取業者の選び方

骨董品を処分する際、どの業者に頼めばいいのか分からないと迷っていませんか。実は、業者選びを間違えると本来の価値より安く買い取られてしまうケースも少なくありません。

信頼できる専門業者に依頼すれば、適正価格で取引できるだけでなく、査定から搬出までスムーズに進みます。

ここでは、後悔しないための良い骨董品買取業者の見極めポイントを5つに分けて解説します。

  • 骨董品専門の鑑定士がいるか
  • 無料査定を実施しているか
  • 出張費用やキャンセル料がかからないか
  • 実店舗があり信頼できるか
  • 骨董品の買取実績が豊富どうか

初めて買取を利用する人でも安心できるよう、チェックしていきましょう。

骨董品専門の鑑定士がいるか

骨董品は、一般的な不用品とは異なり、知識と経験がなければ正しい価値を判断できません。そのため、専門の鑑定士が在籍している業者を選びましょう。

専門鑑定士がいる業者の特徴は以下の通りです。

  • 美術品・陶磁器・茶道具など分野別の専門査定が可能
  • 作家や産地、製造年代まで詳しく説明してくれる
  • 鑑定結果に基づく根拠ある査定額を提示
  • 偽造品やコピー品の見極め力が高い

資格を持つ鑑定士や古物商許可証の番号を明示している業者は、信頼性が高い傾向があり

たとえば、美術品商や骨董商といった許可区分を持つ企業は、法令に則って買取を行っています

一方、一般的なリサイクルショップや不用品回収業者では、骨董品の真贋を見極める力が不足しており、正しい価値を見出せない可能性も。

骨董品特有の価値を正しく判断してもらうためにも、専門鑑定士の有無は最初に確認しておきましょう。

無料査定を実施しているか

信頼できる業者は、基本的に査定料が無料です。査定だけで料金を請求する業者は避けるのが無難でしょう。

無料査定を実施している業者のメリットとして、以下が挙げられます。

  • 気軽に複数社を比較できる
  • 価値が分からない骨董品も相談しやすい
  • その場で買取を断っても費用がかからない
  • 出張・宅配など柔軟な査定方法が選べる

また無料査定を利用する際は、次の3つをチェックしましょう。

チェックポイント内容
査定方法出張・宅配・持ち込みが選べるか
買取キャンセル時の費用断っても請求されないか
査定の根拠市場データや過去実績を示してくれるか

またLINEやメールで写真を送るだけの、オンライン査定も便利です。実際に現物を見せる前に概算価格を把握できるため、「これは売るべき?」と悩んでいる段階でも利用できます。

良心的な業者ほど、金額の根拠を明確に説明し、無理な買取を迫ることはありません。無料査定は、業者の誠実さを見抜く第一歩でもあります。

出張費用やキャンセル料がかからないか

骨董品の出張買取は便利な反面、「出張費がかかる」「キャンセル料を請求された」などのトラブルも存在します。そのため、依頼前に料金体系が明確で、無料出張に対応しているかを必ず確認しましょう。

安心して利用できる業者の特徴として、以下を参考にしてください。

  • 出張費・査定費・キャンセル料がすべて無料
  • 見積り後のキャンセルOK(費用発生なし)
  • 出張範囲が全国または広域対応
  • 契約前に料金を明示してくれる

出張費用が無料の業者であれば、持ち運びにくい壺や掛け軸などもそのまま査定してもらえます。また、査定後に納得できない場合でも断れるので安心です。

一方、出張費は無料だが、査定後のキャンセルで手数料がかかるといった業者もあるため、事前確認が欠かせません。

公式サイトの「よくある質問」や「料金案内」を必ずチェックし、不明点があれば問い合わせましょう。

信頼できる業者は、見積もり段階で全費用を開示し、無理な営業を行わないのが特徴です。

実店舗があり信頼できるか

実店舗を持つ業者は、所在地や運営実態が明確で、トラブル時の対応も安心です。実店舗のある業者のメリットは以下を見てみましょう。

  • 店舗で直接相談できる
  • 実物を持ち込み査定してもらえる
  • 会社情報(住所・電話番号・代表者名)が公開されている
  • 営業年数が長く、リピーターが多い

ネットのみで営業する無店舗業者は、査定自体はスピーディーでも、所在地不明・代表者不明のケースがあり、トラブル時の連絡が取りづらいケースがあります。

また店頭査定を受ければ、買取価格の相場や査定士の人柄も確認できるため、信頼性の判断材料になるでしょう。

口コミサイトやGoogleマップでの評価も参考になりますが、「電話対応の丁寧さ」や「査定内容の説明力」など、実際に接した印象を大切にしましょう

骨董品の買取実績が豊富どうか

買取実績が多い業者は、それだけ多くの品物を見てきた証拠です。経験豊富な鑑定士が在籍していることが多く、幅広いジャンルに対応できる点が強みです。

実績豊富な業者を選ぶポイントは以下の通りです。

  • 公式サイトで過去の買取事例を公開している
  • 具体的な金額・ジャンル・作家名が明示されている
  • お客様の声や口コミが多い
  • 美術品オークションなどにも参加している

買取実績が多いほど市場相場を正確に把握しており、適正価格で査定してもらえる可能性が高まります。

もし公式サイトに情報がない場合は、問い合わせ時に確認すると良いでしょう。ジャンルごとの実績を具体的に答えてくれる業者は、信頼できるプロです。

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