遺品整理でアルバムの整理・処分方法とは?進まないなら「基準」を明確に!
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- 遺品整理
「故人の写真を処分したいけれど、どうすればいい?」と悩んでいませんか。
写真は、大切な思い出が詰まった貴重な記録です。簡単に処分してしまうのは、悩ましいものでしょう。
そこで今回は、そんな写真やアルバムを効果的に整理する方法について、詳しくご紹介します。
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目次
遺品整理作業の前にアルバム・写真を集めよう
遺品整理を行う際、最も大切にしたいのは故人との思い出を形に残すことです。そのためアルバムや写真は、整理の第一歩として必ず集めておきましょう。まずは以下すべての写真を集めます。
- デジタルデータ
- 写真フィルム
- ビデオテープなどの古いメディア
- アルバム
写真フィルムやビデオテープはデジタル化を進めておくと、保存や再生が簡単になりますよ。フィルムをスキャンしたり、ビデオテープをDVDやデジタルデータに変換すれば、劣化を防ぎながら思い出を守れるでしょう。
物理的な写真やアルバムも同様に集め、整理しておくことで、次の作業がスムーズに進みます。
デジタルデータを纏める
デジタルデータは、パソコンやスマホ・外部ストレージに保存された画像を全てまとめましょう。
まずはデジタルデータが保存されているデバイスを探し出し、すべての写真や動画を一箇所にまとめるとやりやすくなります。スマホやパソコン以外に、以下の場所もチェックしてみてくださいね。
- タブレット
- 外付けハードディスク
- クラウドストレージ
データ化された写真はさまざまな場所に保存されているケースが多いため、漏れなくチェックしてください。
データを整理した後は、写真や動画をアルバム別、イベント別にフォルダ分けし、名前を付けてわかりやすく保管します。
またデータのバックアップも忘れずに。重要なデータが消えてしまわないよう、クラウドストレージや外付けハードディスクに予備のコピーを保存しておくと安心です。
写真フィルム・ビデオテープなどの媒体を集める
古い写真フィルムやビデオテープは、時が経つにつれて劣化してしまう可能性があります。そのため早めに取り出して整理するのがおすすめ。
特にビデオテープは、テープ自体が伸びたり緩んだりし、データが劣化する可能性も。なるべく早くデジタル化しておくとよいでしょう。
写真フィルムは、スキャナーを使ったデジタル化や、専門業者に依頼すればスキャンも可能です。
フィルムの劣化を防ぎながら、デジタルデータとして保存できる状態にしましょう。特に古いメディアは再生機器が手に入りづらいため、早めに整理を進めるのがおすすめです。
写真・アルバムを集める
遺品整理では、写真やアルバムを集めるのも大切な作業です。アルバムに収められている写真は、長年の思い出が詰まっているため、慎重に取り扱いましょう。アルバムを一冊一冊確認し、写真が傷んでいないか、ページが破れていないかをチェックします。
もし写真が劣化している場合は、できるだけ早いデジタル化がおすすめ。アルバムに収められている写真が他の場所に紛れ込んでいることもあるため、家中をくまなく探し出し、すべて集めておくと整理しやすくなるでしょう。
遺品整理で残すアルバム・写真の選び方の基準を決める
写真が大量にある場合、すべての写真を残すのは難しいケースがあります。その際は残すべきアルバムや写真を選ぶ基準をしっかりと決めるとよいでしょう。特に以下の写真を優先して仕分けていきます。
- 家族や親族が写った写真
- 親しい人々との思い出が詰まった写真
- 思い出深いシーンや特別なイベントの写真
写真は一度処分してしまうと、二度と手に入らない可能性もあります。間違って捨ててしまわないよう、慎重に仕分けていきましょう。
家族や親族の写真を優先する
遺品整理の際には、家族や親族が写った写真を最優先に選びましょう。家族の写真は思い出深いものも多く、高い価値のあるものです。
特に家族の集まりやイベントで撮影された写真は、その時期や状況を思い出させてくれる貴重な証拠となります。
例えば親子三世代で撮った集合写真や、長年にわたる家族の変遷がわかる写真などは、非常に価値があるでしょう。
家族の写真は、故人との絆や大切な思い出を再確認できる貴重なものです。まずは家族写真を優先して選び、思い出として大切に保存しましょう。
思い出・シーンごとの記念写真を厳選する
次に選びたい写真は、特定のシーンやイベントに関連する記念写真です。特に以下のイベントに関連する写真は手元に置いておきましょう。
- 結婚式
- 子どもの入学式・卒業式
- 家族旅行
- 誕生日パーティー
特別な瞬間を切り取った写真は、当時の雰囲気や感動を思い出させてくれます。その瞬間にしか撮れなかった貴重な一枚として、家族や親族にとっても大切な意味を持つものとなるでしょう。
遺品整理で写真を選ぶ際には、イベントごとに関連する写真を選び、厳選して残すのがポイントです。思い出深い写真を残しておくと、故人が大切にしていた瞬間を永遠に思い起こせるでしょう。
重複しているカットは処分する
同じような写真が複数枚ある場合、重複したカットは思い切って処分しましょう。たとえば同じイベントで同じ構図やポーズで何枚も撮った写真がある場合、最も表情がよいものを残し、他のカットは整理して捨てます。
重複した写真が多すぎると、アルバムや写真を整理する際に無駄なスペースを占めてしまい、見返す際に重要な写真が埋もれてしまうケースがあるためです。気に入った写真のみを選び、ベストショットのみ残すようにしましょう。
整理した写真は、誰と、どんな時に見返すかを意識すると、たくさんの写真の中から厳選する写真を選びやすくなります。
久しぶりに会った親戚同士で、どんな写真で盛り上がりたいでしょうか?また、本人はどんな写真を残して欲しいと思うでしょうか?私なら、笑顔の写真を選んでほしいと思っています。
遺品整理で仕分けした写真の保存方法
遺品整理で写真を選別したら、保存方法にも注意しましょう。保存方法に少しの手間をかければ、写真を長期間にわたって保護し、思い出をしっかりと残せます。方法は以下の3つです。
- 選んだ写真を新しいアルバムに整理して入れる
- デジタル化する
- 大切な写真を形見として遺族や親族に分配する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
新しいアルバムを用意して入れる
新しいアルバムを用意し、仕分けした写真を整理して入れる保存方法です。写真が傷まないよう、アルバムは少し奮発するのがおすすめ。
アルバムには、主に写真を収納するポケット式と、フィルムを剥がして台紙に密着させて収納するタイプの2種類があります。
どちらも写真の劣化を防ぎますが、紫外線やほこりからの保護をより強化したい場合は、気密性が高いフィルムタイプのアルバムを選ぶのがよいでしょう。
アルバムには、写真ごとに日付やイベント名をメモしておくと、後で見返したときにその背景や思い出がより鮮明に蘇ります。
さらにアルバムのスペースに余裕を持たせておくと、新しい写真が加わった際にも整理しやすくなります。
デジタルデータにして保管する
写真やビデオもデータで保存する方法が主流となっています。仕分けした写真をスキャンしてデジタルデータ化すれば、保存場所を気にすることなく、大量の写真を手軽に保管できるでしょう。
またデジタルデータは劣化することなく、簡単にコピーやバックアップができる点でも非常に便利です。さらにクラウドストレージを利用することで、インターネットを通じていつでもアクセスでき、遠くに住んでいる家族とも共有可能。
デジタル化した写真は、整理しやすくなるだけでなく、時間が経っても色褪せることなく、記録を永続的に残せます。
形見としての遺族・親族に分配する
遺品整理で仕分けした写真は、形見として遺族や親族に分配できます。特に故人との思い出が深い写真やイベントの記録が残された写真は、家族にとって貴重な意味を持つでしょう。
遺族や親族に分けて渡すことで、故人との絆を感じ、思い出を共有できます。
形見となる写真は、単に記念として残すだけでなく、家族の歴史や伝統を後世に伝える役割も果たします。
分配する際には、特に大切にしたい写真を選び、手渡しで渡すのがおすすめ。遺族間での温かい交流にもつながるでしょう。
遺品整理で不要になったアルバム・写真の処分方法
遺品整理の中で、残すべき写真やアルバムが決まったら、不要になったものを処分しなければなりません。
処分方法はいくつかありますが、第三者に見られないよう注意してくださいね。処分の際は、以下の方法を検討しましょう。
- 第三者に見られないようにして自治体のゴミ回収
- アルバムをガムテープでガチガチに固める
- 白い布・紙に包んで処分する
- 不用品回収業者・遺品整理業者に処分を依頼
- 神社やお寺でお焚き上げして供養する
それぞれの方法から、自分に合った手放し方を見つけてくださいね。
第三者に見られないようにして自治体のゴミ回収
自治体のゴミ回収で写真やアルバムを処分する際には、第三者に見られないようにしっかりと対策を取りましょう。
アルバムをそのまま捨てるのではなく、ガムテープなどでしっかりと固定し、他のゴミと一緒に出してしまうのがおすすめ。
他人に見られるリスクを減らせます。またシュレッダーを使って写真を細かく裁断する方法も、個人情報やプライバシーを守るために効果的です。
写真やアルバムには、個人の名前や住所、家族の情報などが含まれている場合があります。シュレッダーで細かく裁断すれば、第三者が内容を見ることを防げますよ。
シュレッダーを選ぶ際は、紙だけでなく写真や厚い素材も裁断できるタイプを選ぶと、アルバムや写真も問題なく処理できるでしょう。
アルバムをガムテープでガチガチに固める
シュレッダーが使えない場合や、アルバムをそのまま捨てるのは心配な場合、アルバムをガムテープでしっかりと固定する方法もおすすめです。
アルバムをガムテープで密封することで、中身の写真が飛び出すのを防げます。また破棄する際に他人が中身を覗き見ることを防ぎ、個人情報が漏れるリスクも減らせるでしょう。
この方法はシュレッダーがない場合や、大量のアルバムを処分する際にもぴったりです。ガムテープでアルバムをしっかりと固定した後、自治体のゴミ回収に出しましょう。
白い布・紙に包んで処分する
アルバムや写真を処分する際には、白い布や紙に包んで処分しましょう。個人のプライバシーを守りつつ処理できます。
また布や紙に包むことで、他のゴミと混ざることなく安全に処分できるため、見た目にもきれいにまとめられます。特にシュレッダーが使えない場合や、一般ごみとして処分する場合に便利です。
データ化が終わったら、中身の見えない紙の封筒などに写真を入れて「データ化済」とマジックで書きましょう。
写真は特に心理的に処分のハードルが高いものです。自分で決めた期限がきたら処分する方法がおすすめです。
不用品回収業者・遺品整理業者に処分を依頼
遺品整理を行う際、アルバムや写真の処分に関して専門的な業者に依頼するのもよいでしょう。不用品回収業者や遺品整理業者なら個人情報を守りつつ、確実に遺品や写真を処分してくれるため、安心して任せられます。
業者に依頼すれば、大量の写真も手間なく処分できるでしょう。
専門業者によっては溶解処理を行い、写真を確実に処分してくれます。気になる人は、確認してみるとよいでしょう。
神社やお寺でお焚き上げして供養する
「写真をそのまま捨てるのは気が引ける」と感じたら、神社やお寺でお焚き上げをしてもらう方法があります。特、故人との大切な思い出が詰まった写真やアルバムは、ただ捨てるのが心苦しいと感じるかもしれません。
神社やお寺で供養してもらえば、写真やアルバムを供養し、故人への感謝の気持ちを表現できるでしょう。
お焚き上げは、写真やアルバムを焼いて、煙とともに天に届ける作業です。神社やお寺で供養してもらうことで、精神的にも落ち着く効果も期待できますよ。
遺品整理のアルバム・写真処分ならしあわせの遺品整理にお任せください
遺品整理を行う際にアルバムや写真を処分するのは、気持的にも難しい作業です。「しあわせの遺品整理」では、遺族の気持ちに寄り添い、思い出を大切にしながらぴったりの処分方法を提案いたします。
専門的な知識と経験を持つスタッフが、遺品整理の作業を進めていきますので、安心してお任せください。
また遺族が納得できる形で、写真やアルバムを供養したり、再利用したりする方法も行っております。思い出を大切にしながら、必要な処分を進めるため、ぜひ一度ご相談ください。
広島市在住。夫婦と犬2匹と暮らす。夫婦の会話が少なくなってきた50代目前。少し物足りない毎日がライフオーガナイズで環境を整えることによって空気が穏やかに変化したことを実感している。夫婦二人暮らしだからこそ、穏やかな大人の暮らしを楽しみたい。「散らかっても絵になる暮らし」をテーマに片づけサポートや心が満たされるインテリアをご提案。
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