香典袋の処分はどうする?お焚き上げの必要性や捨てるタイミングを解説!
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- 不用品回収
葬儀が終わり、香典袋を前にして「どのように処分すればいいのかわからない」と悩んでいませんか? そのままゴミとして捨ててもいいのか、お焚き上げなどの供養が必要なのか、不安に感じる方も多いでしょう。
特に故人や贈り主の名前が書かれているため、「雑に扱うのは気が引ける」という方もいるのではないでしょうか。
香典袋は、故人を弔うための大切な品であり、むやみに捨てるのは気が進まないかもしれません。しかし、いつかは処分する必要があるでしょう。しかし「どう処分するのが正しいのか?」と迷ってしまいますよね。
香典袋の処分方法はいくつかの方法があり、一般的には燃えるゴミとして捨てられますが、気持ちの面で納得できない場合は、お焚き上げや遺品整理業者を利用してもよいでしょう。それぞれの方法にはメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶのが大切です。
この記事では以下を詳しく紹介します。
・香典袋を処分するのにお焚き上げは必要?
・香典袋の3つの処分方法を詳しく解説
・香典袋を処分する時の注意点
・香典袋の処分費用の相場
この記事では、香典袋の適切な処分方法を詳しく解説します。最後まで読めば「香典袋をどう処分すればいいのか」「どの方法が自分に合っているのか」が明確になり、スムーズに整理を進められます。
目次
香典袋を処分するのにお焚き上げは必要?

香典袋は、故人への弔意を示す大切な品ですが、葬儀が終わると不要になるケースがほとんどです。
その際に「香典袋をそのまま捨ててもよいのか?」「お焚き上げをしないと失礼にならないか?」と悩む人も多いでしょう。結論から言うと、香典袋は必ずしもお焚き上げをしなければならないものではありません。
お焚き上げとは、神社やお寺で供養しながら焼却する儀式をいい、故人や神仏に関わるものを丁寧に処分する方法です。
たしかに香典袋には故人への想いや供養の気持ちが込められているため、お焚き上げをすると安心する方もいます。
しかし香典袋そのものはお守りや位牌とは異なり、宗教的な意味合いは強くありません。そのため一般的なゴミとして処分しても問題はないとされています。
しかし「そのまま捨てるのは抵抗がある」といった場合は、お焚き上げによって気持ちの整理がつく可能性もあります。自分に合った方法で決めておくとよいでしょう。
香典袋の3つの処分方法を詳しく解説

ここでは香典袋の具体的な処分方法について詳しく解説していきます。香典袋を処分する方法は、主に以下の通りです。
- 一般的な燃えるごみとして処分
- 神社やお寺でお焚き上げして処分
- 遺品整理時に業者に処分を依頼する
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
一般的な燃えるごみとして処分
香典袋は紙製のものが多く、基本的には「燃えるごみ」として処分できます。ただし地域によって紙類の分別方法が異なるため、事前に自治体のルールを確認しましょう。
処分する際に「そのまま捨てるのは気が引ける」という方は、白い紙や封筒に包んでから捨てるのもおすすめです。
特に故人への想いを大切にしたい場合は、「ありがとうございました」と心の中で感謝を伝えてから処分すると、気持ちが楽になるかもしれません。
また香典袋には水引や金箔が使われているケースがあります。水引は燃えにくい素材の場合があるため、地域のルールに従って「燃えないごみ」として分別してくださいね。また香典袋を再利用するのも問題ありません。
最近では、香典袋を再利用してリメイクする人もおり、和紙を活かしたアート作品や小物作りに使えます。もちろん香典袋を他の用途に使うのに抵抗がある場合は、無理せず処分して問題ありません。
神社やお寺でお焚き上げして処分
「香典袋をそのまま捨てるのは気が進まない」といった場合、神社やお寺でお焚き上げをしてもらうのもよいでしょう。
お焚き上げなら、故人への敬意を持ちながら処分できるため、心の整理をつけたい方に向いています。
お焚き上げを依頼する際は、事前に神社や寺院への確認しましょう。すべての寺社で香典袋を受け付けているわけではなく、場合によっては数千円程度の供養料が必要になることも。
毎年決まった時期に「お焚き上げ供養」を行う寺院や神社もあるため、問い合わせてみてくださいね。
また近年では郵送でお焚き上げを依頼できるサービスも増えています。遠方に住んでいる場合や忙しくて寺社へ持参できない場合は、インターネットで「お焚き上げサービス」と検索し、自分に合った業者を選べると便利です。
ただし香典袋のみのお焚き上げを行うかは寺社ごとに異なるため、菩提寺や信仰している宗派の考え方を確認してもよいでしょう。
遺品整理時に業者に処分を依頼する
故人の遺品整理を行う際、香典袋が大量に出てくるケースがあります。「大量の香典袋を処分するのは難しい」と感じたら、遺品整理業者に処分を依頼する方法もおすすめ。遺品整理業者なら、故人の持ち物を丁寧に扱い、供養が必要なものを仕分けてくれますよ。
また業者によっては、お焚き上げ供養を行うサービスを行っていることも。香典袋以外にも、遺影や仏壇、お守りなど、処分に困るものがある場合は、一緒に供養を依頼すると良いでしょう。
また遺品整理業者は自治体のルールに則った処分を行うため、自分で処分する手間を省けるメリットもあります。
香典袋を捨てるタイミング!保管期間はある?

香典袋は葬儀で故人に供える大切な品ですが、葬儀が終わった後にどのくらい保管しておくべきか悩む人も多いでしょう。
実は香典袋に明確な保管期間の決まりはありません。しかし一般的にはすぐに処分せず、一定期間保管しておくのが望ましいとされています。理由は以下の通りです。
- 香典返しをする必要があるから
- 法要や相続が終わっていないから
まず香典袋をしばらく保管する理由の一つに「香典返しの準備」があります。香典返しは、四十九日法要が終わった後に贈るのが一般的です。その際、誰からいくらの香典をもらったかを確認し、お礼の品を選ぶために香典袋の情報が必要になります。そのため香典返しを終えるまでは、香典袋を保管しておきましょう。
また法要や相続手続きが一段落するまでは、香典袋を保管しておくと安心です。特に親族や知人とのやり取りの中で、「香典を渡したかどうか」「どのくらいの金額だったか」などを確認する場面があるかもしれません。
万が一のために、香典帳と合わせて保管しておくと後々のトラブルを防げます。
香典袋を長期的に保管する必要はありませんが、最低でも四十九日が終わるまでは保管し、香典返しが完了したタイミングで処分を検討しましょう。
ただし故人への想いからすぐに捨てるのに抵抗がある場合は、一周忌まで保管しても問題ありません。
香典袋を処分する時の2つの注意点

香典袋を捨てるタイミングは、香典返しや法要が終わった後を目安にするといいでしょう。その際は以下の点に注意してください。
- 香典帳への記録を残す
- シュレッダーで細かくして捨てる
ここでは香典袋を処分する際の注意点について詳しく解説します。
香典帳への記録を残す
香典袋を処分する前に、必ず行っておきたいのが「香典帳への記録」です。香典帳とは、誰からいくらの香典をいただいたのかを記録する帳簿をいい、香典返しの準備や今後の冠婚葬祭に役立ちます。
香典帳に記録を残せば、香典返しの品をスムーズに選べるだけでなく、将来的に自分が香典を渡す際の参考にもなります。
例えばもらった金額と同程度の香典を、相手の家の葬儀の際にお返しするのが一般的なマナーです。そのため記録を取っておけば、後から「いくら包めばいいか」と悩む必要がなくなります。
香典帳は、市販の帳簿を使う方法のほか、エクセルやスマートフォンのメモ機能を活用するのも良いでしょう。記録する際には、以下の情報を残しておくと後で悩みません。
- 氏名(フルネーム)
- 香典の金額
- 住所(香典返しを送るため)
- 葬儀の日付
- 香典袋に記載されていたメッセージ(必要に応じて)
また家族で共有できるように、デジタルデータとして保存しておくと便利です。記録を残した後は、香典袋の処分を検討しましょう。
シュレッダーで細かくして捨てる
香典袋を処分する際、そのままゴミ箱に捨てるのは避けましょう。香典袋には故人の名前や贈り主の名前が書かれているため、個人情報を守るためにも慎重な処分が必要です。そのためシュレッダーを使って細かく裁断するのがおすすめです。
シュレッダーがない場合は、手で細かく破ったり、ハサミで裁断したりして、文字が読めない状態にしておくと安心です。また破片を別々のゴミ袋に分けて捨てると、個人情報が流出する心配もなくなるでしょう。
さらに、「そのまま捨てるのに抵抗がある」という場合は、白い紙に包んでから処分してください。直接ゴミと混ざるのを避け、丁寧に処理できます。
環境を考えたいなら、地域のリサイクル方法に従い、紙ゴミとして処分できるか確認してみるのも良いでしょう。
ただし水引や金箔が施された香典袋はリサイクルできないことがあるため、その場合は可燃ゴミとして分別したうえで処分してください。
香典袋の処分費用の相場

香典袋は基本的に家庭ごみとして処分も可能ですが、「そのまま捨てるのは気が引ける」と感じる人も多いでしょう。
そのため、お焚き上げや遺品整理業者に依頼するケースもあります。その場合、処分費用がかかるため、事前に相場を知っておくと安心です。
香典袋の処分費用は、依頼する方法によって異なり、おおよそ以下の通りです。
処分方法 | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
お焚き上げ(個人での依頼・少量) | 神社やお寺で香典袋を供養しながら焼却する | 1,000円~5,000円 |
お焚き上げ(まとまった量の遺品供養) | 香典袋だけでなく、遺品をまとめて供養 | 5,000円~30,000円 |
オンラインお焚き上げサービス | 遠方の神社・寺院で供養(郵送対応) | 3,000円~10,000円 |
遺品整理業者(1K・1R) | ワンルームの遺品整理 | 30,000円~80,000円 |
遺品整理業者(1DK・2K) | 小規模な住居の遺品整理 | 50,000円~120,000円 |
遺品整理業者(2DK・3K) | 中規模な住居の遺品整理 | 80,000円~200,000円 |
遺品整理業者(一軒家・4LDK以上) | 大規模な住居の遺品整理 | 200,000円~500,000円 |
神社やお寺でのお焚き上げの場合は「供養料」がかかり、遺品整理業者に依頼する場合は「処分手数料」が発生するのが一般的です。それぞれの費用相場を詳しく見ていきましょう。
お焚き上げの相場
お焚き上げは、神社やお寺で香典袋を供養しながら焼却してもらう方法です。香典袋だけでなく、故人の愛用品や遺品も一緒に供養してもらえることが多いため、「気持ちを込めて処分したい」と考える人に選ばれています。
お焚き上げの費用は、神社やお寺によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
- 個人での依頼(少量の場合):1,000円~5,000円
- まとまった量の遺品供養:5,000円~30,000円
小さな香典袋のみであれば、比較的安価で対応してもらえるケースが多いですが、他の遺品とまとめて依頼する場合は費用が高くなる可能性があります。
またお焚き上げを行う寺社によっては、決まった年に1回しか受け付けていないため、事前に問い合わせると良いでしょう。
最近では、インターネットを通じてお焚き上げを申し込めるサービスも増えています。香典袋や遺品を郵送し、遠方の神社や寺院で供養してもらえるため、近くにお焚き上げを依頼できる場所がない人にとって便利です。費用は一般的に3,000円~10,000円程度が目安となります。
遺品整理業者に依頼した場合の相場
遺品整理業者に香典袋の処分を依頼する場合、通常は「遺品整理」の一環として扱われるため、香典袋単体での依頼は難しいケースが多いです。
そのため香典袋だけを処分したい場合は、自治体のルールに従ってごみとして処分するか、お焚き上げを検討しましょう。
しかし遺品整理を行う中で香典袋を含むさまざまな遺品を処分したい場合は、業者に依頼するのも一つの方法です。遺品整理業者の料金相場は、処分する物の量や作業の規模によって異なり、一般的な目安は以下の通りです。
- 1K・1R(ワンルーム):30,000円~80,000円
- 1DK・2K:50,000円~120,000円
- 2DK・3K:80,000円~200,000円
- 一軒家(4LDK以上):200,000円~500,000円
香典袋自体の処分費用ではなく、遺品整理全体の作業費としてこのような費用がかかると考えましょう。
業者によっては、遺品を供養してから処分するプランを用意しているため、「しっかり供養したい」という場合は、業者選びに注意が必要です。
また出張費や仕分け費用が別途かかる場合があるため、複数の業者に見積もりを取って比較しましょう。納得のいく価格で依頼できます。
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遺品整理をする際、「何から手をつければいいかわからない」「大切なものを丁寧に処分したい」と悩む方は多いでしょう。そんな時は、プロの遺品整理業者に依頼することで、スムーズかつ迅速に整理を進められます。
「しあわせの遺品整理」は、経験豊富なスタッフが故人の遺品を丁寧に整理し、ご遺族の気持ちに寄り添った対応を心がけています。
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