ゴミ屋敷に発生する虫の種類と発生原因!放置すると健康被害の危険があるので対策を!
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- ゴミ屋敷

ゴミ屋敷状態の家屋を放置すると、さまざまな害虫・害獣が発生する恐れがあります。
また、さらにそれを放置すると健康被害・近隣とのトラブル・費用面のリスクがあり、いわば黄色信号が点滅している状態です。
その危険性を理解したうえで、1日でも早く対処することが、被害を最小限に抑えるための鍵となります。
そこでこの記事では、ゴミ屋敷の虫問題に関する下記の項目について徹底解説します。
・ゴミ屋敷に発生する虫の種類
ハエやゴキブリから、通常は目にすることがないようなマイナーな虫まで
・ゴミ屋敷に発生する害虫には3種類の分類がある
不快害虫、衛生害虫、経済害虫。それぞれ人に与える害の種類が違う
・ゴミ屋敷に虫が発生する理由
虫の餌となる生ごみや、湿気が溜まりやすいのが主な原因
・ゴミ屋敷の虫による健康被害
害虫は、さまざまな病原体を持っている
・ゴミ屋敷の虫による健康面以外の被害
近隣住民や建物に対しても深刻な影響を与える
・ゴミ屋敷に虫を侵入させない方法、侵入した大量の虫を駆除する方法
自力での対処が難しい場合は専門業者への依頼が有効
これらの項目について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ゴミ屋敷に発生する虫の種類

ゴミ屋敷状態の家屋を長期間放置してしまうと、下記の虫が発生する恐れがあります。
- ハエ・コバエ
- ゴキブリ
- アシダカグモ
- チャタテムシ(シラミの仲間)
- ヒメカツオブシムシ(ピンクの虫)
- シミ(紙魚)
- ウジ虫(蛆虫)
チャタテムシやヒメカツオブシムシなど、見聞きする機会がないような虫も発生してしまう恐れがあります。
ハエ・コバエ
ゴミ屋敷では、腐った食べ物や生ごみの放置によりハエやコバエが大量発生します。
特にコバエはキッチンや排水口、生ゴミ周辺に好んで集まり、わずかな隙間からでも侵入してきます。
ハエ類は病原菌を媒介する可能性があり、食品や食器に触れることで健康被害につながることも。
見た目にも不衛生でストレスの原因になりやすいため、早急な対応が必要です。
定期的な掃除やゴミの適切な処理が、発生防止の基本となります。
ゴキブリ
ゴミ屋敷の代表的な害虫といえばゴキブリです。
生ごみやダンボール、汚れた食器など、あらゆるものが彼らのエサとなり、繁殖力も非常に高いため短期間で爆発的に増えることがあります。
「ゴミ屋敷には1000匹以上のゴキブリが発生するケースがある」といわれており、1匹でも見つけたら早急な対処が必要です。
ゴキブリは雑菌やウイルスを体に付着させて運ぶため、食中毒やアレルギーの原因にもなります。
ゴミ屋敷では特に発生リスクが高いため、早めの駆除と環境改善が不可欠です。
アシダカグモ
アシダカグモは体が大きく、見た目に驚かされることが多いクモですが、実はゴキブリを捕食してくれる益虫として知られています。
しかし、ゴミ屋敷では餌となるゴキブリが大量にいるため、アシダカグモも繁殖しやすくなります。
数が増えると部屋のあちこちに現れ、クモが苦手な人にとっては精神的な負担になります。
見かけた場合は、部屋全体の害虫環境が悪化しているサインと考え、早めの対処を心がけましょう。
チャタテムシ(シラミの仲間)
チャタテムシは非常に小さな虫で、湿気が多くカビの発生した紙類や本、食品の袋の中などに生息します。
見た目がシラミに似ており、白っぽくて目立ちにくいのが特徴です。
ゴミ屋敷のように通気性が悪く、紙類が散乱している環境では大量に発生することがあります。
人体への直接的な害は少ないものの、カビを媒介したり、アレルギーの原因になることもあるため、清潔な環境を保つことが予防の鍵です。
ヒメカツオブシムシ(ピンクの虫)
ヒメカツオブシムシは小さな甲虫の一種で、成虫は黒っぽく、幼虫はうっすらピンクがかった色合いの毛虫のような見た目をしています。
古着や布製品、カーペットなどを食害し、放置すると衣類や家具に穴が空く原因となります。
ゴミ屋敷では衣類や繊維類が積み重なっているため、絶好の生息環境となりやすいです。
対策としては、不用品の処分や定期的な洗濯・掃除、虫よけ剤の使用が効果的です。
シミ(紙魚)
シミ(紙魚)は、銀白色の細長い体をもち、湿気の多い場所や古い書類、段ボールの隙間などに生息する昆虫です。
名前の通り、紙を好んで食べるため、書籍や書類、壁紙などが被害を受けやすくなります。
ゴミ屋敷では古紙や段ボールが散乱しているケースが多く、シミにとっては最適な繁殖環境です。
長期間放置すると、貴重な資料や思い出の品が劣化・破損するため、湿気対策と整理整頓が大切です。
ウジ虫(蛆虫)
ウジ虫はハエの幼虫で、腐った食べ物や排泄物などに卵が産みつけられることで発生します。
ゴミ屋敷では生ごみの放置が常態化しているため、ハエが繁殖しやすく、ウジ虫もすぐに現れます。
見た目にも不快感が強く、異臭や衛生面でのリスクが非常に高い害虫です。
放置すると床や家具の劣化、さらには害獣の誘引にもつながります。
ウジ虫が発生した場合は、早急な清掃と消毒が必要です。
ゴミ屋敷の虫の分類

前章で紹介した虫は、それぞれ下記の3つのいずれかに分類されます。
- 不快害虫
- 衛生害虫
- 経済害虫
害虫とは、文字通り人間に対して害を与える虫のこと。
この3つの分類は、それぞれ人間に与える害の種類が違います。
不快害虫
不快害虫とは、人体に与える直接的な害は少なくても、その見た目や動き、不衛生さから精神的な不快感を与える虫のことを指します。
ゴキブリ・クモ・シミ・ムカデなどが該当し、ゴミ屋敷のような環境ではこれらの虫が頻繁に現れます。
数が増えると日常生活に強いストレスを感じる原因となり、精神的な健康を害する恐れもあります。
見た目の問題だけで片付けず、快適な住環境を保つためにも、早期の駆除と片付けが必要です。
衛生害虫
衛生害虫は、人体に病原菌やウイルスを運び、感染症の原因となる虫のことです。
代表的な例としてはハエやゴキブリ、ダニ、ノミなどがあり、ゴミ屋敷では特に多く発生します。
食べ物や調理器具に触れることで食中毒を引き起こしたり、アレルギーや皮膚炎の原因になったりします。
これらの虫は放置すると健康被害をもたらすため、こまめな掃除や換気、消毒など衛生管理の徹底が不可欠です。
経済害虫
経済害虫とは、物品や建物に被害を与えて経済的損失を引き起こす虫のことです。
ヒメカツオブシムシやシミ、チャタテムシなどが代表例で、衣類や紙製品、家具などを食害することで損傷させます。
ゴミ屋敷では、古紙や衣類が大量に積まれ放置されていることが多く、これらの虫にとっては理想的な環境です。
放置すればするほど被害は拡大するため、大切な物を守るためにも早めの対応が求められます。
ゴミ屋敷に虫が発生する原因

ゴミ屋敷は、前章で解説した害虫が繁殖するのに最適な環境です。
それには、下記の4つの理由があります。
- 虫の餌となる生ゴミが多い
- 大量のゴミが虫の隠れ場所となる
- 掃除をしない間に虫が繁殖する
- 湿気が多い
虫が発生する原因に対して正しく対処することで、虫の発生・繁殖を食い止めることができます。
虫の餌となる生ゴミが多い
ゴミ屋敷では、処理されずに放置された生ゴミが虫たちの格好の餌になります。
特にハエやゴキブリ、ウジ虫などは、腐敗した食品や食べ残しに集まりやすく、一度発生すると急速に繁殖してしまいます。
また、ペットのエサの残りや飲み残しも虫の栄養源です。
定期的にゴミを処分し、臭いや汚れが広がらないよう心がけることで、虫の発生リスクを大きく減らすことができます。
大量のゴミが虫の隠れ場所となる
ゴミ屋敷では、部屋中に積み上がったゴミが虫の隠れ場所や巣になってしまいます。
段ボール・古新聞・衣類などが重なり合うことで、暗くて狭い空間が生まれ、家屋内に溜まった湿気も手伝って、ゴキブリやチャタテムシなどの繁殖を進めてしまうわけです。
また、外から侵入した虫もこうしたゴミの山の中で発見されにくくなり、どんどん数を増やしてしまう原因になってしまいます。
虫を根本から減らすには、まず不要なものを整理・処分することが不可欠です。
掃除をしない間に虫が繁殖する
ゴミ屋敷では長期間にわたって掃除がおこなわれていないことが多く、その間に虫がどんどん繁殖してしまいます。
埃や食べかすが溜まることで、虫にとって理想的な生活環境が整ってしまうのです。
特に、キッチンや風呂場などの水まわりは注意しなくてはなりません。
清掃不足が続くと、ハエやゴキブリだけでなく、ダニやノミといった微細な害虫も増えていきます。
こまめな掃除と消毒が、虫の繁殖を防ぐ鍵となります。
湿気が多い
湿気の多い環境は、多くの害虫にとって理想的な生息地です。
ゴミ屋敷では通気性が悪く、ゴミや不用品が湿気をためこむため、常にジメジメした状態になりがちです。
特にシミやチャタテムシ、ゴキブリは湿った場所を好み、湿気が多い場所で活動と繁殖が活発になります。
また、カビの発生も虫の餌になるため、悪循環を生み出します。
換気や除湿を心がけ、室内の湿度管理を徹底することが虫対策の第一歩です。
ゴミ屋敷の虫による健康被害

ゴミ屋敷に生息する虫を放置すると、住人の体に深刻な健康被害を及ぼす可能性があります。
- 虫が運ぶ病原体の種類
- 建築物環境衛生管理基準に病原微生物を媒介する虫
たかが虫だからといって、軽く考えていてはいけません。
深刻な被害を受けることがないよう、早急に対処することが大切です。
虫が運ぶ病原体の種類
ゴミ屋敷に発生する虫は、見た目だけでなく健康面でも大きなリスクを伴います。
特にゴキブリやハエは、サルモネラ菌・大腸菌・カンピロバクターなどの病原体を、体表や排せつ物を通じて人の生活空間に持ち込みます。
これらの病原体は食中毒や皮膚炎、呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があり、免疫力の低い高齢者や子どもにとっては特に危険です。
虫の発生を防ぐことが、健康被害を未然に防ぐ第一歩となります。
建築物環境衛生管理基準に病原微生物を媒介する虫
厚生労働省が定める「建築物環境衛生管理基準」では、ゴキブリやハエ、蚊・ノミ・ダニなど、病原微生物を媒介する害虫の発生を防ぐよう明記されています。
これらの虫は感染症やアレルギー、喘息などの健康被害を引き起こす恐れがあるため、定期的な清掃・換気・害虫駆除などを通じて、発生を防ぐことが大切です。
ゴミ屋敷の状態はこの基準から大きく逸脱しており、ただちに衛生環境の見直しが必要な状態と言えます。
ゴミ屋敷の虫を放置したことで発生するトラブル

ゴミ屋敷の虫がもたらすトラブルは、健康被害だけではありません。
下記の深刻なトラブルを引き起こす危険性があるため、早急に対処しましょう。
- 近隣・近所の家にも虫が発生
- 退去時に高額の修繕費を請求される
- 虫により虫の通路が作られる
問題を想起解決して、トラブルを未然に防ぎましょう。
近隣・近所の家にも虫が発生
ゴミ屋敷に発生した虫は、壁や床の隙間、配管などを通じて隣家や近隣の住宅にまで侵入する恐れがあります。
特に集合住宅ではそのリスクが高く、ゴキブリやハエなどが周囲の部屋に広がってしまうケースも少なくありません。
これが原因で近隣住民とトラブルになったり、管理会社から苦情や対応を求められることもあります。
虫の放置は自分だけでなく周囲にも迷惑をかける重大な問題のため、早めの対処が必要です。
退去時に高額の修繕費を請求される
ゴミ屋敷を放置したまま賃貸物件を退去する際、虫による被害や腐敗によって壁紙や床材、設備が劣化していることがあります。
その結果、通常の原状回復では済まず、高額な修繕費や清掃費を請求される可能性が高いです。
特に虫が原因でカビや汚れ、悪臭が発生していた場合、専門業者による徹底的な清掃が必要になり、費用は数十万円以上になるケースも少なくありません。
将来の負担を避けるためにも、日頃の適切な管理が大切です。
虫により虫の通路が作られる
ゴミ屋敷に住み着いた虫は、巣を作るだけでなく、家の中に独自の「虫の通路」を築いてしまいます。
たとえばゴキブリは、壁の裏や家具の隙間、配管周辺などを通じて特定の経路を移動し、食べ物や水を求めて部屋中を徘徊します。
一度その通路ができてしまうと、習性により何度も同じルートを通るため、駆除しても次々と新たな虫が現れる原因になります。
こうした被害を防ぐには、根本からゴミを片付けなくてはなりません。
ゴミ屋敷の害虫の発生を防ぐ方法

ゴミ屋敷で虫の発生や繁殖を防ぐには、下記の4つの対策を万全におこなわなくてはなりません。
- 家の中の害虫を徹底駆除する
- こまめに掃除をして清潔にする
- 外部からの侵入対策を行う
- 換気を行い部屋の温度・湿度を下げる
それぞれのポイントを解説します。
家の中の害虫を徹底駆除する
害虫の発生を防ぐ第一歩は、すでに家の中にいる虫を徹底的に駆除することです。
ゴキブリやハエ、ダニなどの害虫は一度住み着くと繁殖力が高く、短期間で数が増えてしまいます。
市販の殺虫剤や燻煙剤、粘着トラップなどを併用し、部屋の隅々まで対応することが大切です。
また、巣や卵を残さないように注意し、駆除後も再発防止策を講じることで、清潔な環境を維持することができます。
こまめに掃除をして清潔にする
こまめな掃除は、害虫の発生を防ぐ最も基本的で効果的な方法です。
食べかすやホコリ、生ごみの放置は虫のエサや住処となるため、特にキッチンやダイニング周辺の掃除を怠らないようにしましょう。
床だけでなく棚の裏、冷蔵庫の下などの見えにくい場所も定期的に清掃することが大切です。
また、ゴミの分別と早めの廃棄を心がけることで、害虫が寄りつきにくい衛生的な住環境を保つことができます。
外部からの侵入対策を行う
害虫は外部から侵入してくることも多いため、入り口をふさぐ対策も必要です。
窓やドアの隙間、換気扇、配管まわりなどから虫は簡単に侵入してきます。
防虫パテやすき間テープを活用し、隙間を塞ぐと効果的です。
また、網戸が破れている場合は修理や交換をおこない、玄関の開けっぱなしにするのは控えましょう。
虫の侵入経路を物理的に断つことで、被害を大幅に減らすことができます。
換気を行い部屋の温度・湿度を下げる
害虫の多くは高温多湿を好みます。
特にゴキブリやシミ、ダニなどは湿度が高い場所で活発に活動し、繁殖を繰り返すのが特徴です。
そのため、日常的に換気をおこない、部屋の湿度を下げることがが、有効な害虫対策となります。
梅雨時期や冬場は特に注意が必要で、除湿器の使用や換気扇の活用もおすすめです。
湿度管理をしっかりおこなうことで、害虫の住みにくい環境を作ることができ、結果として健康的な生活空間の維持につながります。
ゴミ屋敷は片付け・清掃を業者に依頼すれば虫も駆除できる

ゴミ屋敷に発生した虫を完全に駆除するなら、専門業者への依頼が有効です。
ゴミ屋敷での虫の駆除は、単にゴミを撤去するだけでは不十分。
生ゴミや汚れにより発生した虫への対策も同時におこなわなければ、すぐに再発してしまう恐れがあります。
専門の片付け業者は、ゴミの分別・撤去から清掃・消毒、さらには害虫駆除まで一括で対応してくれるため、自分では対処しきれない深刻な状況でも安心して任せられます。
特にゴキブリやウジ虫などが大量発生している場合は、専用の薬剤とプロの技術が必要不可欠です。
ゴミ屋敷の片付け・清掃ならしあわせの遺品整理へ

ゴミ屋敷は、ハエやゴキブリ、シミ、ウジ虫など多種多様な害虫の温床になります。
虫は健康被害をもたらすだけでなく、近隣トラブルや修繕費の増加など深刻な問題へと発展する恐れがあるため、早急な対策が必要です。
虫の発生を防ぐには、こまめな掃除や換気、外部からの侵入対策が欠かせません。
すでに虫が繁殖してしまっている場合には、専門業者に依頼することで、片付けから害虫駆除まで同時に対応できます。
ゴミ屋敷の片付け・害虫駆除の実績を多く持つ業者をお探しであれば、「しあわせの遺品整理」にお任せください。
数多くの作業実績を持つ当社は、ゴミ屋敷の片付け・害虫駆除のプロとして迅速・丁寧に作業をおこないます。
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依頼者様の気持ちに寄り添うことを第一に考え、不安・負担を軽減しながら、住まい環境の整備をサポートします。
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