ゴミ屋敷は火事になりやすい!豊田市や福島で起こった事例と原因・予防法を解説!

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ゴミ屋敷は火事になりやすい!豊田市や福島で起こった事例と原因・予防法を解説!

ゴミ屋敷が火事になってしまったニュースを、テレビやネットなどで見たことがある方も多いでしょう。

想像するに難しくありませんが、ゴミ屋敷は非常に火事になりやすい状態です。

しかも、周囲の住民まで巻き込むほどの大規模な火災につながりやすい状態であるため、一刻も早く片付けを進めて改善しなくてはなりません。

そこでこの記事では、ゴミ屋敷と火事に関する下記の内容を徹底解説します。

・ゴミ屋敷が火事になりやすい理由
可燃物が多い・放火魔に狙われやすい・小さな火種に気づかない

・ゴミ屋敷でよくある発火原因
タバコやストーブ、トラッキング火災など

・火災を起こしたゴミ屋敷の住人に課せられる責任
近隣に影響を及ぼすなどの重大な過失がある場合は、損害賠償を求められる可能性がある

・ゴミ屋敷が火事になった事例
愛知県豊田市、福島県いわき市、神奈川県平塚市

・ゴミ屋敷住人が家事を予防する方法
早急に片付ける、家の外にゴミを置かない

・ゴミ屋敷の住人が家事を起こした場合のリスク
逃げ遅れる可能性が高い、家財を失う、損害賠償を求められる可能性がある


これらの項目について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

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ゴミ屋敷は火事になりやすい

いうまでもなく、ゴミ屋敷は清掃が行き届いている家屋と比較すると、火事になりやすい状態です。

その理由として、下記の項目が挙げられます。

  • 可燃物が多いく火が燃え広がる
  • 放火のターゲットにされる
  • 小さな火種に気づかない

特に「放火のターゲットにされる」に関しては、ゴミ屋敷の住人にとっては盲点かもしれません。
早急な改善が必要です。

可燃物が多いく火が燃え広がる

ゴミ屋敷では、紙類や布、プラスチックなどの可燃物が山積みになっていることが多く、火がつくと一気に燃え広がってしまいます。

特にキッチン周辺や電気機器の近くにゴミがある場合、ちょっとした熱源でも火災が発生するリスクがあるので注意してください。

また、通気性の悪さやゴミの密集によって、煙がこもりやすく、火災がさらに深刻化する可能性もあります。

自宅が全焼してしまいやすいのはもちろん、近隣の住民にまで被害が及んでしまう可能性もあり、非常に危険な状態です。

放火のターゲットにされる

ゴミ屋敷は外から見ても目立ちやすく、「放火しやすい場所」として狙われやすい傾向があります。

特に庭先や玄関付近にゴミが積まれている場合、火をつけやすい環境と判断され、故意に火をつけられるリスクが高まります。

実際に、夜間や無人の時間帯に、悪意のある人物が意図的に火をつけるケースも報告されており、決して軽視はできない問題です。

可燃物が多いため、一度放火されると被害が急拡大する恐れがあり、近隣住民にも大きな被害を与えることになります。

防犯対策とともに、まずはゴミ屋敷状態を改善して環境整備するのが急務です。

小さな火種に気づかない

ゴミが多い環境では、小さな火種が発生しても気づきにくいのが実情です。

たとえば、延長コードの劣化による発熱や、落ちたタバコの火種などが、ゴミの山に埋もれてしまうことで発見が遅れ、結果として大火災につながるケースがあります。

さらに、煙探知機がゴミでふさがれている場合、警報が作動しない可能性もあり、被害が拡大しやすくなります。

火災の初期対応を遅らせないためにも、片付け・定期的な整理整頓が欠かせません。

ゴミ屋敷で火事が起こる原因

ゴミ屋敷で火事が起こる原因になりやすいのは、下記の5つの項目です。

  • タバコの火の不始末
  • ストーブからの出火
  • 蚊取り線香
  • トラッキング火災
  • 他人からの放火

こうした複数の火災原因が複雑に絡み合い、被害を拡大させる要因となっています。

タバコの火の不始末

タバコの不始末は、ゴミ屋敷で最も多い火災原因の一つです。

吸い殻を完全に消さずにそのままゴミの中に捨ててしまうと、紙類や衣類に火が燃え移り、数分で火の手が広がる可能性があります。

特に寝たばこは危険で、本人が寝ている間に火災が発生し、命を落とすケースもあります。

ゴミが多い空間では煙がこもりやすく、気づいた時には手遅れというケースも少なくありません。

喫煙者の方は、火の元の管理を徹底が必須です。

ストーブからの出火

冬場によく使われるストーブも、ゴミ屋敷では大きなリスク要因となります。

石油ストーブや電気ストーブの近くに燃えやすいものが置かれていると、わずかな接触で火災につながります。

特に灯油を使うストーブでは、倒れた際に燃料が漏れ出して一気に火が広がる危険性があります。

また、ストーブの上に物を置いたり、洗濯物を乾かしたりする行為も非常に危険です。

ストーブ使用時は、周囲を常に整理整頓しておく必要があります。

蚊取り線香

夏場に使われる蚊取り線香も、ゴミ屋敷では火災原因の一つです。

蚊取り線香は数時間燃え続けるため、その火種が紙くずやビニールに接触することで、気づかぬうちに火事になる恐れがあります。

特に足元や見えにくい場所に設置した場合、煙がこもっていても気づくことができず、炎が大きくなってから慌てることになるでしょう。

蚊取り線香を使う際は、周囲の環境に十分注意を払い、燃えやすいものを遠ざけることが大切です。

トラッキング火災

電源タップやコンセント周辺にホコリがたまることで発生する「トラッキング火災」も、ゴミ屋敷では発生しやすい火災のひとつです。

特に掃除が行き届かない環境では、長期間ホコリが積もり、電気が漏電して火花が出る可能性があります。

この火花が周囲の可燃物に引火すれば、大きな火災に繋がります。

また、延長コードの過剰な使用・たこ足配線もリスクを高めるので注意してください。

定期的な掃除と配線チェックが、火災防止に欠かせません。

他人からの放火

ゴミ屋敷は外見からも異常が目立ち、放火犯にとっては格好のターゲットとなりやすい場所です。

特に玄関先や敷地周辺にゴミが積まれていると、放火による火災が発生しやすくなります。

放火対策には、防犯カメラの設置や、ゴミを外に置かないようにする工夫が有効です。

日頃から管理を徹底することで、火災リスクを削減できます。

ゴミ屋敷における火災の責任

ゴミ屋敷で火災が発生した場合、その責任は原則として所有者または居住者にあります。

自分の不注意による失火はもちろん、放火された場合でも「管理を怠っていた」と見なされることがあり、損害賠償の対象になることもあります

特に近隣住民の住宅や身体に被害が及んだ場合、民事訴訟に発展するケースも珍しくありません。

自治体からの指導や強制撤去命令が出ることもあるため、火災防止だけでなく法的トラブルを避けるためにも、日頃からの清掃と管理が不可欠です。

ゴミ屋敷で火事が起こった事例

全国各地で、実際にゴミ屋敷が原因となった火災が発生しています。

ここでは、特に注目された愛知県豊田市、福島県いわき市、神奈川県平塚市の事例をご紹介します。

愛知県豊田市の事例

2015年8月、愛知県豊田市で発生したゴミ屋敷から発火した火災が起きました。

発火元は木造2階建てアパート内のゴミ屋敷で、建物は全焼。

被害は大きかったものの、死人やケガ人は1人も出なかったことは不幸中の幸いです。

現場は建物の大量のゴミで埋め尽くされており、過去に5回のボヤ事件もあったそうです。

近隣の住民達がボランティアでゴミを撤去するなどのサポートをしていましたが、その努力もむなしく大規模な火災が起きてしまいました。

福島県いわき市の事例

2017年、福島県いわき市に位置するいわゆる「ゴミ屋敷」から火災が発生し、木造2階建ての住宅が全焼する被害が出ました。

火災が起きた際、家の住人は外出していたそうです。

この住宅は、建物が隣接する国道6号線沿いにまでゴミがあふれ出していたことから、以前から地域でも深刻な問題として注目されていました。

周辺住民は繰り返し行政に対策を求めていたものの、実効的な対応には至らず、結果として火災を招いてしまった形です。

なお、同じ福島県では、この前年の2016年にも郡山市内のゴミ屋敷にて火災が起きています。

神奈川県平塚市の事例

2020年12月に神奈川県平塚市のゴミ屋敷で起きた火災は、近隣の6つの住宅・店舗にまで被害が及んでしまいました。

発火原因は、ゴミ屋敷の住人がライターでガスコンロに火を着けようとしたところ、誤って周辺の可燃物に引火してしまったことです。

この火災による死人は出ていませんが、ゴミ屋敷の住人は火傷を負ってしまいました。

火災が起きた当日は風が強く、それも災いして火の回りが早く、消火活動にも時間がかかったようです。

ゴミ屋敷での火事を予防する方法

ゴミ屋敷で火事を防ぐには、下記のように日常の生活環境を見直すことが大切です。

  • そもそも片付け・清掃をする
  • コンセント周辺だけでも物を置かない
  • ストーブをつけっぱなしにしない
  • 外にゴミを置かない

簡単な対策でも、火災のリスクを大きく下げることが可能です。

そもそも片付け・清掃をする

火災予防の基本は、何よりも「片付けと清掃」です。

室内にゴミや不要な物が散乱していると、ちょっとした火種でも一気に燃え広がる危険があります。

また、清掃をすることで電気コードの劣化やホコリの蓄積にも気づけるようになり、トラッキング火災の予防にもつながります。

家屋をゴミ屋敷状態のまま放置すると、火災だけでなく、悪臭や害虫/害獣の発生、それに伴う周辺住民からの苦情リスクは避けられません。

自分で片付けるのが困難な場合は、専門業者への依頼を検討するといいでしょう。

コンセント周辺だけでも物を置かない

ゴミ屋敷をすぐに改善するのが難しい場合は、せめてコンセント周辺だけでも片付けましょう。

コンセントや電源タップ周辺に物があると、トラッキング火災の原因になります。

特にホコリがたまりやすい環境では、通電時に発火するリスクが高くなります。

コンセント周辺を整理すると同時に、延長コードの使いすぎや、タコ足配線にも注意が必要です。

最低限、コンセントの周りだけでも常に整理しておくことで、火災の可能性を大幅に減らせます。

ストーブをつけっぱなしにしない

ストーブをつけっぱなしにするのは非常に危険です。

ゴミ屋敷のように可燃物が多い環境では、ストーブの熱だけで火がつくことがあります。

とくに石油ストーブは倒れたり燃料が漏れたりすると、一気に火災に発展します。

寝るときや外出時は必ず電源を切ること、ストーブの周囲には何も置かないことが鉄則です。

小さな油断が大きな災害を引き起こす可能性があるため、日常的な安全確認を徹底しましょう。

外にゴミを置かない

屋外にゴミを置くと、放火のリスクが急増します。

ゴミ屋敷の火災原因には、第三者による放火も多く含まれており、特に玄関先や敷地の外に可燃物を放置するのは非常に危険です。

また、雨風でゴミが飛散すれば近隣トラブルにもつながります。

火災だけでなく、衛生面や地域との関係を考えても、ゴミは屋内で適切に管理し、定期的に処分することが大切です。

外にゴミを出すときは、収集日当日に出すよう心がけましょう。

ゴミ屋敷で火事を起こした際の4つのリスク

ゴミ屋敷で火災が発生すると、ただ物が燃えるだけでは済まず、命や財産、周囲との関係にまで重大な影響を及ぼします。

最後に、火事によって生じる4つの主要なリスクについて詳しく解説します。

  • 逃げ遅れて死亡するリスク
  • 住居や家財を失う
  • 延焼により近隣住民に被害を及ぼす
  • 賠償責任を負う

これらのリスクを回避するには、やはり早急な片付け・清掃と、日頃の防犯管理が必要不可欠です。

逃げ遅れて死亡するリスク

ゴミ屋敷では通路が物で塞がれていたり、扉や窓の開閉が困難だったりするため、火災時にすぐ避難できません。

特に深夜や寝ている時間帯に出火した場合、煙に巻かれて命を落とす可能性が高まります。

実際に、ゴミ屋敷の火災で、逃げ遅れによる死者が出たケースも少なくありません。

可燃物が多く、火の回りが早いゴミ屋敷では、避難経路を確保しておくことが大切です。

安全な生活環境を整えることが、命を守るための基本中の基本となります。

住居や家財を失う

火事が一度発生すると、住んでいる家だけでなく、大切な家財道具や思い出の品までも一瞬で焼失してしまいます。

ゴミ屋敷の場合、火災の規模も大きくなりやすく、住宅から家財道具まで全焼してしまうケースも少なくありません。

また、火災保険に未加入だった場合は、生活再建にも大きな負担がのしかかります。

財産的損失を防ぐためにも、日頃から家の中を整理し、万が一の時に備えることが必要です。

延焼により近隣住民に被害を及ぼす

ゴミ屋敷火災の恐ろしさは、自分の家だけでなく、周囲の住宅にまで火が広がる可能性が高い点にあります。

住宅密集地では、わずか数分で隣家に燃え移ることもあり、近隣住民の命や財産を脅かすことになります。

とくに木造住宅が多い地域では、延焼リスクが極めて高く、消防の到着前に手が付けられなくなるケースも少なくありません。

このような火災は、地域全体の安全に関わる深刻な問題です。

自分だけでなく、周囲を守る意識を持つことが大切です。

賠償責任を負う

火災によって他人の財産や命に被害を与えた場合、法律上、損害賠償責任を負う可能性があります。

特にゴミ屋敷のように、明らかに管理が不十分な状態であったと判断されれば、「過失があった」として重い責任を問われるかもしれません。

住宅や車両の損害、けが人が出た場合の治療費など、多額の賠償金が発生するケースもあるでしょう。

加えて、社会的信用を失うリスクも無視できません。

日頃の整理整頓と防火意識が、法的トラブルを避ける鍵となります。

ゴミ屋敷を片付け・清掃するならしあわせの遺品整理へ

ゴミ屋敷は、火災のリスクが非常に高い環境です。

可燃物が多く、火が燃え広がりやすいだけでなく、放火のターゲットにもなりやすい点も無視できません。

火事の原因としては、タバコの不始末やストーブの取り扱い不注意、蚊取り線香、トラッキング火災などが挙げられます。

万が一火事が起これば、逃げ遅れによる死亡や家財の損失、近隣への延焼などのリスクが伴います。

ゴミ屋敷での火災を防ぐためには、まず片付けをおこない、物を整理整頓することが第一歩です。

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