特殊清掃とは?費用の相場と作業内容・実際に業者が行う特殊清掃の流れを紹介
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- 特殊清掃
特殊清掃が必要な現場で困っていませんか?
孤独死やゴミ屋敷、事件現場など、通常の清掃では対応できない状況に直面したとき、「特殊清掃」という言葉を耳にしたことはあるかもしれませんが、その具体的な内容や依頼の流れについて詳しく知らない方も多いでしょう。
また「誰に依頼すればいいのか」「費用はどのくらいかかるのか」といった疑問を抱えている方も少なくありません。
この記事では以下をメインに解説します。
特殊清掃とは?
特殊清掃とは、通常の清掃業務では対応しきれない、特殊な状況下での清掃を専門とするサービスです。特に人が亡くなった後の現場や、ゴミが大量に堆積した場所など、衛生的にもリスクが高い現場を対象に行われます。
特殊清掃と同時に業者に依頼すべき内容
特殊清掃後、住宅全体のハウスクリーニングや遺品整理・害虫駆除・リフォームなどを併せて依頼すると、部屋がさらに過ごしやすい空間になります。
特殊清掃で最適な業者を選ぶポイント
特殊清掃を依頼する際には、業者からの見積もりが明確である点に注目しましょう。料金体系が曖昧だったり、追加料金が発生する可能性が明記されていない場合は注意が必要です。
特殊清掃が必要になる現場は、気持ち的にも負担が大きいものです。自分や身近な人だけでは対処しきれない現場であるため、悩んだら特殊清掃業者への依頼を検討してみましょう。
「特殊清掃」とは、通常の清掃では対応できない現場を徹底的に清掃し、住居環境を回復させる専門サービスです。
特殊清掃を依頼することで、衛生的な環境を取り戻すだけでなく、精神的な負担の軽減が可能です。また遺品整理や不用品処分、現場のリフォームまで一括してサポートしてくれる業者も多く、専門家に任せることで安全に問題を解決できるでしょう。
今回は特殊清掃の具体的な内容や適切な業者の選び方、費用相場について解説します。特殊清掃に関する正しい情報を知ることは、現場の環境回復だけでなく、依頼者自身の安心感にもつながるでしょう。
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目次
特殊清掃とは
特殊清掃とは、通常の清掃業務では対応しきれない、特殊な状況下での清掃を専門とするサービスです。
特に人が亡くなった後の現場や、ゴミが大量に堆積した場所など、衛生的にもリスクが高い現場を対象に行われます。現場では腐敗臭や体液、血液、害虫などが発生するため、清掃作業には専門的な知識と設備が必要です。
また特殊清掃には単なる清掃作業以上の役割があります。それは依頼者や遺族の精神的な負担を軽くすることです。
現場の状況によっては遺族がショックを受けるケースがあるため、業者には清掃技術に加え、依頼者に寄り添う姿勢や配慮も忘れてはなりません。清掃中は臭いや汚れを除去するだけでなく、消毒や消臭作業も行い、元の状態まで回復させるのが目的です。
特殊清掃を提供する業者は、国家資格ではないものの、感染症予防や危険物の取り扱いに関する認証を取得している場合が多いのが特徴。特殊清掃は見た目を戻すだけでなく、健康リスクや心のケアも行う必要があるのです。
特殊清掃を依頼したほうがいいケース
部屋の状況によっては、一般的な清掃では対処できない可能性があります。特に以下の状態で放置された部屋は特殊清掃を検討するとよいでしょう。
- ゴミ屋敷化している
- 孤独死の現場
- 事件・事故現場
シチュエーションごとに詳しく見ていきます。
ゴミ屋敷化している
ゴミ屋敷は、生活空間がゴミで埋め尽くされ、通常の清掃では対処できない状態に陥った部屋を指します。
長期間のゴミ放置により、悪臭や害虫の発生、カビの繁殖などが進行し、衛生面に問題が及ぶケースがほとんどです。すでに一般的な清掃業者や自身での作業は難しいため、特殊清掃の専門業者を依頼するのがよいでしょう。
特殊清掃業者は、ゴミ屋敷の片付けに特化した技術と経験を持っており、スムーズに作業してくれます。
またゴミを撤去するだけでなく、清掃後の消毒や消臭作業も行うため、キレイな部屋へ回復させるのが可能です。
さらに作業中に発見される貴重品や重要書類なども丁寧に分別してくれ、正常な生活に戻るための手伝いをしてくれます。
ゴミ屋敷化は、住民が精神的ストレスや身体的な問題を抱えている場合に起こることが多く、清掃後のフォローも必要です。
特殊清掃業者は、福祉機関や専門カウンセラーとの連携も行い、依頼者の生活再建の支援までサポートします。ゴミ屋敷問題は単なる清掃だけでなく、社会的なサポートが求められるのです。
孤独死の現場
孤独死とは、一人暮らしの高齢者などが誰にも看取られずに亡くなり、しばらく発見されないままになる状況を指します。
長い間放置されると遺体が腐敗し、体液や血液が床や壁に染み込み、強烈な臭いの原因となることも。
遺族や関係者が自力で清掃するのはほぼ無理であり、精神的負担も大きいため、特殊清掃への依頼を行いましょう。
特殊清掃業者なら、腐敗物の除去や血液といった生物学的汚染物の清掃に必要な装備と専門知識を持っています。
清掃にあたっては、消毒剤や特殊な薬剤を使用し、現場の衛生状態を回復させます。さらにオゾン発生装置や特殊な消臭剤を用いて、徹底的に臭いも取り除いてくれるでしょう。
孤独死現場の清掃は、遺族にとって心理的に辛い場面ですが、特殊清掃業者は、遺族の心情に配慮しながら作業を進めてくれます。遺品整理の支援や、法律的な助言を行う業者もあり、孤独死の後処理の相談も可能です。
事件・事故現場
事件や事故が発生した現場では、血液や体液などの生物学的汚染物が残るケースがあります。汚染物質は感染症のリスクを伴うため、一般の清掃では対応できません。
また遺族や関係者が清掃に携わることは心理的負担が大きく、ショックを受ける恐れがあるため注意が必要です。
特殊清掃業者は、凄惨な状況においても迅速かつ確実な清掃を行います。専門の装備を用いて汚染物を安全に処理したうえで、消毒作業を徹底して行い、感染症リスクを防止。
床材や壁材が汚染されている場合は、必要に応じて部分的な解体や交換作業も実施し、現場を元の状態に回復してくれます。
さらに事件や事故現場では、遺族や関係者への配慮が求められます。特殊清掃業者は、法律に基づいた対応を行いながら、依頼者に寄り添ったサービスを行うのが特徴。
品の整理や、状況に応じた行政手続きのサポートも相談可能です。
遺多方面からのフォローを通して、遺族が抱える負担を軽減し、スムーズに生活を立て直せるよう支援します。事件や事故現場の特殊清掃は、衛生と心のケアの両面で重要な役割を果たす仕事です。
特殊清掃の費用相場
以下は、特殊清掃の一般的な費用相場を一覧表にまとめたものです。
作業内容 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
部屋全体の消毒・除菌 | 3万円~10万円 | 部屋の広さや汚染の程度により変動 |
腐敗物・汚染物の除去 | 5万円~15万円 | 汚染物の量や種類による追加費用が発生する場合あり |
消臭作業(脱臭機使用) | 3万円~8万円 | オゾン発生装置などを使用する。臭気の強さで価格が変動 |
壁紙・床材の剥がし・交換 | 5万円~20万円 | 汚染の範囲が広い場合、費用が大幅に増加 |
家財・不用品の搬出・処分 | 2万円~10万円/トラック1台あたり | 家財の量や種類に応じてトラックの台数が必要になる |
遺品整理・供養 | 3万円~20万円 | 遺品の量や供養方法(僧侶派遣など)により料金が異なる |
害虫・害獣駆除 | 5万円~15万円 | 害虫の種類や駆除作業の規模に応じて変動 |
総合的な特殊清 | 20万円~50万円以上 | 全ての作業を含む場合の目安。規模や追加作業で変動 |
特殊清掃の費用は、現場の状況や依頼内容によって大きく異なります。特に、臭気が強く根深い場合や、腐敗物が広範囲にわたる場合には、追加費用が発生することが多いでしょう。
また不用品処分や遺品整理を同時に依頼する場合、トラックの手配や供養サービスの内容によっても費用が変動します。
業者によっては、作業範囲を限定することで費用を抑えることができるため相談してみるとよいでしょう。
特殊清掃と同時に業者に依頼すべき内容
特殊清掃を必要とする現場では、単なる清掃だけでなく、さまざまな業務が必要となるケースが多いです。
一括して業者に依頼すれば、スムーズに問題を解決し、衛生的かつ快適な空間を取り戻せるでしょう。そのため、以下の作業も同時に依頼するのがおすすめです。
- ハウスクリーニング
- 遺品整理・供養
- 不用品処分
- 害虫・害獣駆除
- 現状回復・リフォーム
ここでは、特殊清掃と同時に依頼できる内容について解説します。
ハウスクリーニング
特殊清掃後、住宅全体のハウスクリーニングを併せて依頼すると、部屋がさらに過ごしやすい空間になります。
特殊清掃は汚染物質や臭気の除去に特化していますが、清掃だけでは家全体の美観や清潔感を完全に取り戻せない可能性も。例えば以下の場所に落ちない汚れが残っている場合は、ハウスクリーニングが必要です。
- キッチン
- 浴室
- トイレなどの水回り
- 床や壁
ハウスクリーニング業者は、専用の洗剤や機器を用いて、住居全体を丁寧に清掃します。特に水垢やカビ、油汚れといった頑固な汚れを取り除くのが得意です。
またプロの技術で清掃すれば、見た目だけでなく、衛生的にも安心な住環境を取り戻せます。特殊清掃後にハウスクリーニングを追加することで、住居の価値を維持し、次の生活に向けた準備を整えられるでしょう。
遺品整理・供養
孤独死や事件・事故現場などでは、遺品整理が必要となるケースが多くあります。
遺品整理は、残された家財道具や個人の所有物を整理・分別する作業ですが、遺族にとっては大きな心理的負担となるかもしれません。そのため特殊清掃業者に遺品整理も併せて依頼すると、部屋は一度でスッキリします。
遺品整理業者は、故人の大切な物品を尊重しながら、必要なものと不要なものの仕分けが可能。さらに依頼者の希望に応じて、供養を行うことも可能です。
例えば仏壇や写真・故人が大切にしていた品物を、提携している寺院や神社で供養できます。供養によって、遺族の気持ちも少しでも軽くなるでしょう。
遺品整理と特殊清掃を一括して依頼すれば、現場の片付けから心の整理までをスムーズに進められますよ。
不用品処分
特殊清掃の現場では、大量の不用品が発生します。不用品を適切に処分するには、専門業者のサポートが不可欠です。
特に粗大ゴミや電化製品、危険物などは、一般的な処分方法では対応できないため注意しましょう。不用品処分業者なら、法律に則った処分を行い、環境に配慮しながら処分を行ってくれます。
また貴重品や思い出の品など、依頼者にとって重要な物品を見逃さないよう注意しながら作業を進めるため安心してまかせられるでしょう。
不用品処分を特殊清掃と同時に依頼すれば、時間や手間がかからないだけでなく、部屋全体がスッキリと片付きます。
害虫・害獣駆除
特殊清掃が必要な現場では、害虫や害獣が発生しているケースが少なくありません。腐敗物やゴミが原因で発生する害虫(ゴキブリやハエ)や、食べ物の残骸に引き寄せられるネズミなどの害獣は、病気の原因になる恐れもあります。
害虫・害獣駆除業者なら、専門的な薬剤や罠によって、害虫を徹底的に駆除します。
また、再発防止のために、侵入経路の封鎖や清掃後の消毒作業も依頼するとよいでしょう。
現状回復・リフォーム
特殊清掃後、現場の汚れや損傷が激しい場合には、現状回復やリフォームが必要です。例えば以下のような状況が挙げられます。
- ゴミによって床が歪んでしまっている場合
- 体液や血液が床材や壁材に浸透してしまった場合
- 汚れが落ちない場合
表面的な清掃では対応できず、素材自体を交換する必要があります。リフォーム業者に依頼すれば、見た目を元の状態に戻すことが可能です。
さらに将来的に同様の問題を防ぐための改修や、より住みやすい環境を作るためのアドバイスも受けられますよ。
特殊清掃と現状回復を一括して行い依頼者が安心して生活を再開できるようサポートしてくれるでしょう。
特殊清掃の依頼から引き渡しまでの6ステップ
特殊清掃は、一般の清掃とは異なり、専門的な知識や手順が必要です。そのため依頼から作業完了までは以下のステップで進みます。
- 孤独死の場合は警察に連絡・現場調査をしてもらう
- 遺体の身元確認後、遺体の引き取り
- 特殊清掃業者へ特殊清掃の依頼をする
- 特殊清掃業者から見積もりもらう
- 特殊清掃の作業をしてもらう
- 作業後に現場確認を行い問題なければ完了
ここでは、孤独死を想定した場合の特殊清掃の依頼から引き渡しまでの具体的な流れを解説します。
孤独死の場合は警察に連絡・現場調査をしてもらう
孤独死が発覚した場合、まずは警察に連絡しましょう。死亡が確認されていない場合、警察が現場に駆けつけ、現場の状況や死因について調査を行います。特に事件性があるかどうかを判断するため、現場が一定期間封鎖されるケースも。
依頼者や家族が現場に入るのを制限されるケースが多いため、警察の指示に従い、調査が完了するのを待ちましょう。
また孤独死が発覚した際には、消防や医療機関が関与する場合もあります。警察の調査が終わり、事件性がないと判断された後に、現場の清掃を進めましょう。
遺体の身元確認後、遺体の引き取り
警察の調査後、遺体の身元確認が行われます。身元確認には時間がかかる場合もあり、遺族や関係者の立ち会いが求められる場合も。身元確認が終了すると、遺体は指定の葬儀業者や医療機関に引き取られます。
また遺体の状態によっては、消毒や特殊な処置が施されることも。遺体の搬出後に遺族のメンタルケアが必要な場合も多く、必要に応じて専門家のサポートを検討してください。
遺体が引き取られた後、ようやく現場の清掃ができる準備が整います。
特殊清掃業者へ特殊清掃の依頼をする
遺体が引き取られた後、特殊清掃業者に清掃の依頼を行います。依頼時には、以下の状態できるだけ詳細に伝えるとトラブルを防げるでしょう。
- 現場の状況
- 作業範囲
- 予約したい日時
- 費用の予算
例えば臭気の有無、床や壁への汚染の程度、害虫の発生状況などを正確に説明すると、業者も対応策を準備でしやすでしょう。
また業者によっては、遺品整理や供養、不用品処分などのオプションサービスも行っているため、必要に応じて相談します。
特殊清掃業者から見積もりをもらう
業者に依頼した後、現場の状況を確認したうえで、作業内容と費用に関する見積もりが出されるため、受けとりましょう。見積もりには、主に以下の内容が詳細に記載されます。
- 汚染物の除去費用
- 消毒費用
- 消臭費用
- 薬剤費
- 遺品整理
- 作業費
- 車両費
- 人件費
見積もり内容をしっかりと読み、作業内容や費用について疑問があれば業者に相談してください。また複数の業者から見積もりを取ると、相場や適正価格を比較できます。見積もりに納得してから作業してもらいましょう。
特殊清掃の作業をしてもらう
特殊清掃の業務は現場の汚染物の除去、床や壁の清掃、消毒・消臭が主です。特に体液や血液が浸透している場合には、床材や壁材の一部を取り除く必要があるかもしれません。
清掃作業中、依頼者が現場に立ち会うこともできますが、業者に一任も可能です。また清掃作業には数時間から数日かかるのが一般的であり、作業中には業者から進捗状況の報告が行われます。
作業後に現場確認を行い問題なければ完了
特殊清掃が完了した後、現場を確認し、作業内容に問題がないかをチェックします。清掃作業によって臭気が取り除かれているか、衛生状態が回復しているかを確認し、必要があれば業者に手直しをお願いしましょう。
作業後には、業者から清掃内容や使用した薬剤、作業範囲に関する報告書が提出されます。内容に問題がなければ、清掃は完了です。
特殊清掃業者の作業の流れ
特殊清掃は、汚染された現場を衛生的かつ安全な状態に回復させるための専門的な作業です。主に以下の流れで行われるためチェックしておきましょう。
- 現場の殺菌・除菌を行う
- 腐敗物・汚染物の処理
- 薬剤を使って特殊清掃を行う
- 不用品・家財を搬出、処分する
- 壁紙・床を剥がす
- 脱臭機で消臭する
作業の流れについて不安な点があれば、開始前に業者に確認して問題ありません。安心して任せられるよう、疑問点は解消しておきましょう。
現場の殺菌・除菌を行う
特殊清掃作業は、現場全体の殺菌・除菌から始まります。汚染物が存在する現場では、細菌やウイルスが大量に発生している可能性があり、感染症のリスクも。
そのため作業を開始する前に、業者は専用の薬剤や消毒液を用いて、現場全体の除菌を徹底します。
殺菌や除菌は、特に体液や血液が付着した部分や、腐敗物が広がった箇所をメインに行うのが特徴です。
殺菌・除菌を行うことで、作業員の安全を確保し、感染症のリスクを最小限に抑える効果が期待できます。また、薬剤は、人体や環境に配慮したものが選ばれるため、心配はありません。
腐敗物・汚染物の処理
殺菌・除菌の次に行われるのが、腐敗物や汚染物の処理です。まずは孤独死や事件・事故現場などで発生した体液や血液、その他の汚染物質を適切に除去します。
汚染物質は、悪臭の原因となるだけでなく、感染症や害虫発生の温床となるため、迅速かつ確実に処理しなければなりません。
特殊清掃業者は、汚染物質を安全に処理するために、使い捨ての特殊な清掃用具や密閉可能な専用容器を使用します。
また腐敗物が床や壁に浸透している場合には、必要に応じて素材自体を取り除く作業を行うことも。作業内容は、厚生労働省の指針や自治体の規制に基づいて行われるため安全です。
薬剤を使って特殊清掃を行う
汚染物質を除去した後は、薬剤を用いた特殊清掃が行われます。汚染箇所に残留する微生物や臭気成分を徹底的に除去するのが目的です。
使用される薬剤には、アルコール系の消毒液や酵素系の洗浄剤、さらにはオゾン生成薬剤などが用いられるケースがあります。
そのため目に見えない部分まで清潔な状態に戻し、部屋を元の状態に戻す効果が期待できるでしょう。
不用品・家財を搬出、処分する
現場の清掃が進むにつれて、不用品や家財の処分が必要となるケースが多くあります。特に腐敗物や汚染物によって使用できなくなった家具や家電製品は、正しい廃棄方法で処理しなければなりません。
特殊清掃業者は、特殊な不用品を分別し、正しい廃棄処理を行います。また遺族や依頼者の要望に応じて、思い出の品や貴重品の選別も行い、大切なものが処分されないよう配慮も可能。
不用品の処分は、自治体のルールに従って行われるため安心です。さらにリサイクル可能な物品は、専門業者を通じて再利用される場合もあります。
壁紙・床を剥がす
汚染が進行している場合、壁紙や床材が汚れを吸収している可能性があります。そのため表面を清掃するだけでは不十分であり、壁紙や床材を剥がして清掃しなければなりません。
特殊清掃業者は、現場の状況に応じて壁紙や床材を丁寧に取り除き、汚染の原因を根本から除去します。
さらに剥がした部分の素材も専門業者が適切に廃棄するため安心してまかせられるでしょう。同時に床下や壁内部の状態も確認し、二次汚染を防ぐための消毒作業も同時に行われます。
脱臭機で消臭する
最後に行われるのが、脱臭機を用いた消臭作業です。腐敗物や汚染物によって発生した臭気は、現場全体に染み込んでいることが多いため、専門的な機器を使って臭いの元を完全に除去します。
特殊清掃業者は、オゾン発生装置や活性炭フィルター付きの脱臭機を使用して、現場の空気中に漂う臭気成分を分解します。
オゾンは強力な消臭効果を持つだけでなく、除菌効果も兼ね備えており、部屋の空気が清潔に。清掃後の空間が衛生的かつ快適な状態に戻ります。
特殊清掃で最適な業者を選ぶ5つのポイント
特殊清掃は、専門的な技術や知識が必要です。そのため業者選びは、以下のポイントを押さえながら慎重に行いましょう。
- 見積もりは明確か
- 特殊清掃の経験は豊富か
- 廃棄物に関する許可を持っているか
- ネットの口コミ・レビューの評判が良いか
- 事業者情報の詳細が書かれているか
ここでは信頼できる業者を選ぶ際に注目すべき5つのポイントについて解説します。
見積もりは明確か
特殊清掃を依頼する際には、業者からの見積もりが明確である点に注目しましょう。料金体系が曖昧だったり、追加料金が発生する可能性が明記されていない場合は注意が必要です。
信頼できる業者は、現場調査の後に詳細な見積もりを提示し、作業内容や料金の内訳を分かりやすく説明します。
特に、初回の料金が極端に安い場合は、後で追加料金の請求の恐れがあるため注意が必要です。
特殊清掃の経験は豊富か
特殊清掃は、通常の清掃と比べて専門性が高く、経験が豊富な業者である点が求められます。そのため依頼前に、業者のホームページやパンフレットで実績や事例を確認し、安心して任せられるかを判断してください。
また経験豊富な業者であれは、作業前の細かな相談にも乗ってくれるでしょう。
廃棄物に関する許可を持っているか
特殊清掃では、汚染物質や不用品を適切に処分する必要があります。そのため業者が廃棄物処理に関する許可を取得しているか確認しましょう。
例えば、以下の資格を持つ業者は、法律に基づいた適切な廃棄物処理を行うことができます。
- 「一般廃棄物収集運搬業許可」
- 「産業廃棄物収集運搬業許可」
許可がない業者に依頼すると、不法投棄の可能性があります。そのため資格の有無は慎重に確認しましょう。
ネットの口コミ・レビューの評判が良いか
インターネットの口コミやレビューは、業者選びの際に役立つ重要な情報源です。過去に依頼した人々の意見や評価を参考にすれば、業者の信頼性やサービスの質を把握できるでしょう。
ただし良い口コミだけでなく、悪い口コミも確認し、総合的な判断を行うのがおすすめです。一部の口コミサイトには偽のレビューが含まれる可能性もあるため、複数のサイトをチェックしましょう。
事業者情報の詳細が書かれているか
信頼できる特殊清掃業者は、以下の情報を公開しています。
- 会社の所在地
- 連絡先
- 設立年
- 事業内容
- 代表者氏名
業者の情報が曖昧な場合、詐欺やトラブルのリスクが高い可能性があります。特に連絡先が携帯電話のみで固定電話がない、事務所の住所が非公開などの業者は注意が必要です。
公式ホームページに詳細な事業情報が記載されているか、問い合わせ時の対応が丁寧かもチェックポイントです。
特殊清掃ならしあわせの遺品整理にお任せください
特殊清掃を依頼するなら、「しあわせの遺品整理の特殊清掃」にぜひお任せください。当社は、長年の経験と豊富な実績を持ち、多くのお客様に安心と満足を提供してきました。
現場の調査から作業完了後のアフターフォローまで、一貫して丁寧かつ迅速に対応。さらに遺品整理や供養、不用品処分など、特殊清掃と合わせて必要なサービスをトータルで提供しています。お客様のご要望に寄り添い、プロの対応で現場を美しく蘇らせるお手伝いをいたします。
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