親の死後の実家片付け!亡くなった後にやるべきことを5ステップで紹介
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親の死後は、さまざまな手続きに追われると同時に、実家の片付けにも着手しなくてはなりません。
そもそも実家の片付けはどのタイミングでおこなうべきで、それは誰の役割なのか、具体的にどう進めればいいのかなど、不明点が多すぎて着手できずにいる方も多いでしょう。
そこで、この記事では親の死後の実家の片付けでやるべきことを5つのステップに分けて、丁寧に解説します。
- 実家の片付けに関する基礎知識
- 実家の片付けを始めるタイミング
- 実家の片付けを早めにおこなうべき理由
- 実家の片付けの具体的な進め方
- トラブルを起こさないための注意点
上記の項目について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
親が亡くなった後の実家の片付けはどうするか

まずは、親の死後の実家の片付けについての基礎知識として、下記の2点について解説します。
前提条件として、必ず把握しておいてください。
片付けは相続人がおこなう義務がある
親が亡くなった後の実家の片付けは、基本的に相続人がおこなう必要があります。
相続人とは、故人の財産を受け継ぐ権利を持つ家族であり、多くの場合は子どもや配偶者がその対象です。
遺品整理や家の処分を進める前に、まずは誰が相続人となるのかを確認し、関係者と話し合う必要があります。
また、実家が持ち家の場合、相続人全員の同意がなければ売却や解体などの手続きを進めることはできません。
さらに、家財道具や貴重品の整理も必須です。
価値のあるものや思い出の品をどうするかを決める際には、相続人同士で協力しながら進めることが円滑な実家整理につながります。
亡くなっていないなら生前整理という選択肢もある
親がまだ存命である場合は、亡くなった後の負担を減らすために「生前整理」を検討するのも一つの方法です。
生前整理とは、親が元気なうちに不要なものを片付け、相続や遺品整理の準備をすることを指します。
例えば、「本当に必要なもの」と「不要なもの」を仕分けたり、財産や貴重品の管理を明確にしたりが、生前整理の具体的な内容です。
それらの作業をおこなうことで、相続時のトラブルを防ぐことにもつながります。
親と話し合いながら進めることで、家族の絆を深める機会にもなるでしょう。
親の死後に実家の片付けを始めるタイミング

親の死後に実家の片付けを始めるタイミングは、特に決まりがあるわけではありません。
しかし、傾向としては、下記の4つのタイミングが一般的です。
- 葬儀後すぐに始める
- 四十九日後
- 気持ちが落ち着いてから
- 相続手続き前までに
これらのタイミングが選ばれる理由を解説します。
葬儀後すぐに始める
親が亡くなった後、早めに家の片付けを進めたい場合は、葬儀が終わった直後から取りかかることも可能です。
特に、賃貸物件の場合は、家賃が発生し続けるため、早めに退去手続きを進めることで経済的な負担を減らせます。
また、持ち家であっても、使わない家を長期間放置すると、劣化が進んだり、防犯面でのリスクが高まったりするため、早めの対応が望ましいです。
ただし、葬儀後すぐは精神的にも体力的にも疲れが残っている時期です。
無理に進めると、思い出の品を処分する際に後悔してしまうこともあります。
相続人と相談しながら、負担の少ない範囲で進めることが大切です。
四十九日後
一般的に、四十九日が過ぎると親族の気持ちも少し落ち着き、片付けを始めるのに適した時期とされています。
四十九日は故人が仏様のもとへ旅立つ節目とされるため、このタイミングで実家の整理を始めると気持ちの整理もしやすいでしょう。
また、親戚が集まる機会も多いため、形見分けをスムーズに進めることができます。
ただし、相続の手続きがまだ済んでいない場合は、貴重品や重要書類を処分しないよう注意が必要です。
気持ちが落ち着いてから
親の死後、すぐに片付けに取り掛かるのが難しい場合は、気持ちが落ち着いてから始めるのも一つの方法です。
無理に進めると、思い出の品を捨てることに抵抗を感じたり、感情的になってしまったりすることもあります。
時間を置くことで、冷静に判断できるようになり、「本当に残すべきもの」と「処分するもの」の選別がしやすくなるのも利点です。
ただし、片付けを先延ばしにしすぎると、実家の管理が難しくなることもあります。
空き家になったまま放置すると、家の傷みが進んだり、防犯上のリスクが高まったりするため、適度なタイミングで計画的に進めることが大切です。
相続手続き前までに
実家の片付けを進める際には、相続手続きとの兼ね合いも考慮する必要があります。
特に、不動産や貴重品、銀行口座の書類など、相続財産に関わるものは、手続きを完了するまで処分できません。
相続人が複数いる場合、勝手に片付けを進めるとトラブルの原因になることもあるため、事前に相続人同士で話し合いをしておきましょう。
相続手続き前に片付けを進める際は、重要書類や貴重品の有無をしっかり確認し、必要なものは慎重に保管することが大切です。
親の死後に実家の片付けを早めにおこなうべき4つの理由

実家の片付けをおこなうタイミングは「気持ちが落ち着いてから」でも問題ありませんが、できるだけ早めに着手するべきです。
その理由となる、下記の4点について解説します。
- お金の相続トラブルを防ぐ
- 建物の劣化を防止する
- 空き家状態が続くと犯罪の可能性も
- 近所とのトラブルを避ける
それぞれのポイントを解説します。
お金の相続トラブルを防ぐ
親が亡くなった後、実家の片付けを先延ばしにすると、相続人同士で財産に関するトラブルが発生しやすくなります。
家の中には現金・貴重品・不動産の権利書・預金通帳などの重要な書類が残されていることが多いため、整理が遅れると「誰が何を相続するのか」が不明確になり、争いの原因になりかねません。
また、実家の売却を検討する場合、片付けが完了していないと買い手が見つかりにくく、相続税の支払いにも影響する可能性があります。
早めに片付けを進め、財産の整理をすることで、相続手続きをスムーズに進められ、トラブルを防ぐことができます。
建物の劣化を防止する
親の死後、実家をそのまま放置すると、建物の老朽化が進みやすくなります。
人が住んでいない家は換気や掃除が行き届かなくなるため、湿気がこもりやすく、カビや害虫の発生、配管の劣化などの問題が生じやすくなるのも懸念材料です。
さらに、長期間放置すると屋根や外壁の損傷が進み、修繕費用がかさむ原因にもなります。
家を売却する場合も、劣化が進んでいると査定額が下がる可能性があります。
早めに片付けを進め、必要に応じて適切な管理をおこなうことで、建物の価値を維持し、将来的なトラブルを防ぐことができます。
空き家状態が続くと犯罪の可能性も
実家を空き家のまま放置すると、不審者の侵入や不法投棄などの犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。
人の出入りがない家は、空き巣に狙われやすく、不審者のたまり場になることもあります。
特に、電気や水道が止まっていると、防犯カメラや照明が機能せず、防犯対策が不十分になりがちです。
また、放火や違法なゴミの投棄などの被害に遭うこともあり、近隣住民に迷惑をかける可能性もあります。
こうしたリスクを避けるためにも、早めに実家の片付けをおこない、必要に応じて売却や管理方法を決めることが大切です。
近所とのトラブルを避ける
親の死後、実家を放置すると、近隣住民との関係悪化が懸念されます。
例えば、庭の雑草が伸び放題になったり、放置されたゴミが害虫を呼んだりすると、周囲の住環境に悪影響を及ぼします。
また、空き家の外観が荒れてくると「治安が悪くなった」と感じる住民も増え、クレームや苦情を受けるかもしれません。
さらに、台風や地震などの自然災害が発生した際、老朽化した建物が倒壊して近隣に被害を与えるリスクもあります。
近隣とのトラブルを未然に防ぐためにも、早めに片付けを進め、必要に応じて売却や解体を検討しましょう。
親の死後の実家片付けは5つのステップで進めよう

この章では、親の死後の実家の片付け手順を、5つのステップに分けて解説します。
- 大切な書類と貴重品を探す
- 部屋ごとに整理する
- 遺品を仕分ける
- 思い出の品の保管場所を決める
- 不用品を処分する
このように分けて考えることで、やるべきことやスケジュール感が掴みやすくなるはずです。
大切な書類と貴重品を探す
親の死後、実家の片付けを始める際に最優先すべきことは、重要な書類や貴重品を探すことです。
特に、預金通帳・キャッシュカード・保険証券・不動産の権利書・年金関連の書類などは、相続手続きに必要になるため、早めに見つけて保管しておきましょう。
また、現金や貴金属、印鑑などの貴重品も確認が必要です。
親が普段よく使っていた引き出しや、タンスの奥、仏壇の中などに大切なものが隠されていることもあるため、慎重に探しましょう。
これらを事前に確保しておくことで、相続手続きがスムーズに進み、後々のトラブルを防止できます。
部屋ごとに整理する
実家の片付けを効率よく進めるには、一気に手をつけるのではなく、部屋ごとに分けて整理するのが効果的です。
まずは玄関やリビングなどの共有スペースから始め、その後、寝室やキッチン、物置などを順番に片付けていくのがいいでしょう。
また、一部屋ずつ整理することで、何を残すべきか判断しやすくなり、必要なものと不要なものの仕分けがしやすくなります。
家全体を見て「どこから手をつければいいかわからない…」と感じる場合は、まず小さなスペースから始め、徐々に範囲を広げていくと負担を減らせます。
遺品を仕分ける
親の遺品を整理する際は、「残すもの」と「処分するもの」をしっかり仕分けることが大切です。
一般的には、以下のような基準で仕分けるとスムーズに進みます。
仕分ける基準 | 概要 |
---|---|
残すもの | 貴重品、形見として持ち続けたい品、再利用できるもの |
処分するもの | 壊れているもの、使う予定のないもの、保存状態が悪いもの |
寄付・売却するもの | 価値があり、他の人が使えそうなもの(ブランド品・家電・衣類など) |
また、家族や親族と話し合いながら進めることで、「勝手に捨てた」といったトラブルを防ぐことができます。
重要な遺品を間違って処分しないよう、慎重に進めましょう。
思い出の品の保管場所を決める
遺品の中には、思い出が詰まった品物が多く含まれています。
写真や手紙、愛用品など、親との思い出が残る品をどのように保管するかを決めることも大切なステップです。
保管場所を決める際は、「大切に残すもの」と「デジタル化して保存するもの」に分けるのもおすすめです。
例えば、アルバムや手紙はスキャンしてデータ化すれば、コンパクトに保管できます。
また、どうしても収納スペースが限られる場合は、「本当に必要なものだけを選ぶ」という意識を持つことで、無理なく整理が進められます。
不用品を処分する
遺品整理が進んだら、不要なものを処分するステップに入ります。
実家の片付けでは、大量の家具や家電、衣類などが出てくるため、処分方法を事前に考えておくことが大切です。
主な処分方法としては、以下の選択肢があります。
特に、大型家具や家電は運び出しが大変なため、専門業者に依頼するとスムーズに進められます。
費用を抑えたい場合は、リサイクルショップやフリマアプリを活用するのもおすすめです。
実家の片付けで押さえるべきポイント

実家の片付けを円滑に進めるため、下記の6つのポイントを押さえておきましょう。
- 家族・親族で処分品を確認する
- 片付け計画を事前に立てる
- 仕分けした物の置き場所を確保する
- 思い出の品も勇気を持って整理する
- 業者に依頼する場合は複数社から見積もりを取る
- 相続財産が高額だと相続税がかかる
時間的な効率を高めるため、そしてトラブルを未然に防ぐためにも、重要な項目ばかりです。
家族・親族で処分品を確認する
実家の片付けを始める際、まず家族や親族と一緒に処分する品を確認することが大切です。
親の物に特別な思い入れを持つ親族がいる可能性もあるため、一人で判断せず、複数人で意見を交換することで、感情的なトラブルを避けられます。
また、誰がどの品を引き取るかを事前に話し合うことも、後々の問題を防ぐうえで効果的です。
片付け計画を事前に立てる
実家の片付けは、計画的な進行が欠かせません。
まずは、片付けの目的を明確にし、必要な時間や労力を把握しておきましょう。
具体的には、どの部屋から片付けるか、どのように物を仕分けるかなど、段階的に整理していくとスムーズです。
また、計画に基づいて日程を立てると、全体の進捗を管理しやすくなります。
先に計画を立てることで効率よく片付けができ、心の整理もつきやすくなるでしょう。
仕分けした物の置き場所を確保する
仕分け作業を進める中で、不要な物を処分する一方、残すべきものを保管するためのスペースを確保することが大切です。
予め、収納スペースや一時的に物を置く場所を準備しておくと、作業がスムーズに進みます。
また、保管場所を明確に決めておくと、後で物が散乱してしまうことを防げます。
家族全員がどこに何を保管するかを理解しておけば、片付け後の整理整頓までスムーズです。
思い出の品も勇気を持って整理する
実家の片付けでは、思い出の品を整理するのが一番感情的に難しい部分です。
しかし、全てを残すわけにはいかないため、勇気を持って整理することが必要です。
大切な物や思い出に深い意味があるものは残し、物理的に残す必要がない場合は処分する決断をしましょう。
思い出の品を整理することで、心の整理にもつながり、親を亡くした悲しみを少しでも軽減できるかもしれません。
業者に依頼する場合は複数社から見積もりを取る
実家の片付けを業者に依頼する場合は、必ず複数社から見積もりを取りましょう。
業者によって料金やサービス内容が異なるため、比較することで最適な選択ができます。
また、安いだけでなく、信頼できる業者を選ぶことも大切です。
業者に依頼する前に、どの範囲までの作業をお願いするのかを明確にし、見積もり内容をしっかりと確認しましょう。
同時に口コミや評判をチェックして、安心して依頼できる業者を選んでください。
相続財産が高額だと相続税がかかる
実家の片付けと同時に、相続財産が高額になると相続税がかかることがあります。
特に不動産や貴金属、株式などの財産が多い場合、相続税の申告が必要となるケースもあるので把握しておきましょう。
相続税の額を抑えるためには、早めに専門家に相談し、適切な対策を取ることが大切です。
また、財産の分け方や相続人間の協議を事前におこなっておくことで、後々のトラブルを防ぎ、円満に相続を進めることができます。
遺品整理業者に実家の片付けを依頼するのも選択肢

親の死後、実家の整理を遺品整理業者に依頼するのも一つの選択肢です。
その際の参考として、下記の4点について解説します。
- 遺品整理業者のサービスの内容
- 遺品整理業者に依頼するメリット
- 実家の片付けにかかる費用相場
- 信頼できる業者の選び方
それぞれのポイントを解説します。
遺品整理業者のサービスの内容
遺品整理業者は、故人の遺品を整理し、不要なものを処分するサービスを提供します。
主な作業内容には、家具や家電、衣類などの整理、貴重品や重要書類の確認・保管、リサイクル・廃棄物の処分、さらには清掃作業が含まれることがあります。
業者によっては、遺品供養や法的な手続きの補助などもオプションで対応しています。
また、特殊清掃や不用品の引き取りもおこなう業者もあり、実家の片付けを一括で任せられる点が大きな魅力です。
遺品整理業者に依頼するメリット
遺品整理業者に依頼する最大のメリットは、時間と手間を大幅に削減できることです。
家族や親族での整理は精神的にも体力的にも負担が大きいですが、専門業者に依頼すれば、効率的かつ丁寧に作業を進めてもらえます。
また、遺品整理業者は法的な知識やマナーを持っているため、適切に処分できることも安心材料です。
さらに、業者は自分たちでは難しい搬出や廃棄物の処理も対応してくれるため、全てを任せられる点が大きな利点です。
実家の片付けにかかる費用相場
実家の片付けにかかる費用は、作業の規模や内容によって異なり、相場は数万円ほどから50万円以上までとかなり幅が広いです。
1部屋のみの片付けであれば、数万円程度で済む場合もありますが、大規模な整理や不用品の大量処分が必要な場合は、数十万円かかることもあります。
また、遺品の買取をおこなっている業者であれば、価値ある遺品を売却して作業費用の一部に充てることが可能です。
多くの遺品整理業者は見積もりを無料でおこなっているため、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。
信頼できる業者の選び方
信頼できる遺品整理業者を選ぶには、まず必要な資格や許認可を取得しているかを確認しましょう。
不用品の回収をおこなう業者は一般廃棄物処理業、買取をおこなう業者は古物商の許可を取得することが義務付けられています。
それらの許可を得ずに運営している業者と取引すると、トラブルに巻き込まれる可能性もあるので注意しましょう。
その他、遺品整理士・特殊清掃士などの資格を所持している業者であれば、より安心です。
また、口コミや評判をチェックすることが大切です。
インターネットでの評価や家族・友人からの紹介を参考にし、信頼性を確認しましょう。
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親の死後の実家の片付けは、相続人としての義務です。
片付けを始めるタイミングは人それぞれですが、先延ばしにしてしまうとトラブルに発展する可能性があります。
ある程度心の整理がついたタイミングで、遺族で協力して進めていくことが大切です。
また、遺品整理業者に依頼することで効率的に実家の片付けを進めることができます。
安心して依頼できる業者をお探しなら、「しあわせの遺品整理」にお任せください。
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