遺品整理を自分で進める6ステップを紹介!いつから始める?遺品処分の方法も解説!
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- 遺品整理
遺品整理を自分で行おうと考えたとき、何から手を付けるべきかわからず途方に暮れることはありませんか?
大切な人を失った悲しみの中で、大量の物品を整理するのは心身ともに大きな負担です。特に「捨てるべきか、残すべきか」の判断は、誰もが迷ってしまうでしょう。
遺品整理を自分で行う際のコツは、「計画的に少しずつ進めること」と「思い出の整理と物品の整理を分けること」です。
まずは生活必需品と大切な物を分け、次に優先度の低い物から整理を始めるとやりやすいでしょう。また必要に応じて家族や友人の協力を得るのもおすすめです。
この記事では以下をメインに解説します。
遺品整理を自分で行うメリット・デメリット
自分で遺品整理を行えば心の整理や費用面でのメリットが得られる一方、時間や精神的な負担が増えるデメリットも考えられます。
遺品整理はいつ始めるのがベスト?
遺品整理を始めるタイミングは、故人との関係や遺族の状況、法的な手続きなどによって異なります。早く始めることでスムーズに進むケースもあれば、心の準備が整うまで待つ方が良い場合もあります。
遺品整理を自分でやる場合に必要な準備物
遺品整理を自分で行う際には、効率よく安全に作業を進めるための準備が必要です。特に以下の服装や道具、収納用品・運搬用具などを事前に揃えておくと、スムーズな作業が可能になるでしょう。
この記事では、遺品整理の具体的な進め方や注意点・気持ちの負担を減らす方法が分かります。
さらに心の整理と実際の作業を両立させるコツも解説。一人で抱え込まず、よりスムーズに遺品整理を進めるためのヒントが得られるでしょう。
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目次
遺品整理を自分で行うメリット・デメリット

遺品整理は、物だけでなく故人の思い出も整理する大切な作業です。自分で行うか業者に依頼するかの悩むところありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。以下、一覧表で見てみましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・故人への敬意を込めた整理ができる ・故人との思い出を振り返り、感謝の気持ちや新たな発見を得られる ・家族と協力して作業することで絆が深まる ・経済的な負担が軽減される(業者への依頼費用が不要) ・思い出深い品物や再利用可能なものを確実に保存できる ・売却可能なものや寄付できる品物を探して次に役立てられる ・作業を自分のペースで進められる(スケジュールの自由度が高い) | ・時間が非常にかかる(数日から数週間、またはそれ以上) ・精神的な負担(悲しみや感情が蘇り、作業が辛くなることがある) ・専門知識や道具が必要になる場合がある(大型家具の処分手続きや自治体ルールの確認など) ・家族間の意見対立やトラブルが発生する可能性 ・価値のある品やリサイクル可能な品を適切に処分・活用できない場合がある ・作業効率が悪くなる場合がある(準備不足や手順の知識不足など) |
自分で遺品整理を行えば心の整理や費用面でのメリットが得られる一方、時間や精神的な負担が増えるデメリットも考えられます。
ここでは遺品整理を自分で行う際のメリットとデメリットについて詳しく解説します。それぞれを理解し、状況に応じた方法を選ぶ参考にしてください。
遺品整理を自分で行うメリット
遺品整理を自分で行うメリットは以下の通りです。
- 故人への敬意を込めた整理ができる
- 経済的な負担が抑えられる
- 遺品を再利用できる
- 自分のペースで進められる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
故人への敬意を込めた整理ができる
遺品整理を自分で行う際のメリットは、故人への敬意を込めた整理ができる点です。自分の手で一つひとつ確認しながら整理を進めるため、故人との思い出を振り返る時間を持つことができるでしょう。
遺品を見つめ直す中で、感謝の気持ちや新たな発見を得られることも多いものです。
また家族で協力して整理を進める場合、故人に関する話を共有しながら作業できるため、家族の絆が深まるきっかけにもなります。
経済的な負担が抑えられる
経済的な負担が軽減されるのも大きなメリットといえます。遺品整理業者に依頼すると、部屋の広さや遺品の量によって数十万円の費用がかかる場合も。
しかし自分で行う場合は余計な費用を節約可能です。必要な費用は、ゴミ袋や専用道具の購入、処分料金程度でしょう。
遺品を再利用できる
自分で遺品の選別を行えば、思い出深い品物や再利用可能なものを確実に保存できます。業者に依頼すると、必要なものが誤って処分されてしまうリスクがありますが、自分で行うなら心配はありません。
また売却可能なものや寄付できる品物を探し出し、次に役立てる方法もおすすめです。
自分のペースで進められる
作業を自分のペースで進められる点もメリットの一つです。業者に依頼するとスケジュールに縛られがちですが、自分たちで行えばゆっくりと進められます。
特に忙しい人にとっては、隙間時間を活用して少しずつ整理できる点は魅力です。
遺品整理を自分で行うデメリット
遺品整理を自分で行う場合は、メリットも多いですが、デメリットもあります。例えば以下の点に注意しましょう。
- 時間がかかる
- 精神的な負担がある
- 専門知識が必要なケースもある
- 家族間でトラブルが発生する可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
時間がかかる
自分で遺品整理を行う場合、時間が非常にかかる可能性があります。特に遺品の量が多い場合、整理を完了するまでに数日から数週間、場合によっては数カ月かかるかもしれません。
日々の仕事や家庭の用事で忙しい人にとって、時間的な負担は大きな課題となるでしょう。
精神的な負担がある
作業をするうえで精神的な負担も無視できません。故人の遺品に触れることで、悲しみや感情が蘇り、整理を進めることが辛くなる場合があります。
特に親しい間柄だった場合、思わず、作業が中断してしまうケースも少なくありません。
専門知識が必要なケースもある
専門知識や道具が必要な場合がある点にも注意が必要です。たとえば大型の家具や家電の処分には別途手続きが必要なケースも。
処分の方法を調べたり、自治体のルールを確認する手間が発生するため、スムーズに進めるには準備が欠かせません。
また遺品の中には価値があるものやリサイクル可能な品が含まれているケースがありますが、見分けるための知識が不足していると損をしてしまう可能性もあります。
家族間でトラブルが発生する可能性がある
家族間のトラブルも、デメリットの一つです。遺品整理の際に意見が対立し、どの品を保存するべきか、誰が持つべきかといった問題が発生するケースがあります。
話し合いが長引くと作業がスムーズに進まなくなるだけでなく、家族関係が悪化する可能性もあるでしょう。
遺品整理を自分で行うメリット・デメリットについてはこちらの記事で紹介しています。
遺品整理はいつ始めるのがベスト?

遺品整理を始めるタイミングは、故人との関係や遺族の状況、法的な手続きなどによって異なります。
早く始めることでスムーズに進むケースもあれば、心の準備が整うまで待つ方が良い場合もあります。
特に賃貸や持ち家の状況によって期限が変わるため、慎重に計画を立てていきましょう。ここでは始めるタイミングの目安と心の整理、住居の違いによるポイントについて詳しく解説します。
始めるタイミングの目安
遺品整理を始める最適な時期は、状況や目的によって異なります。以下は、一般的なタイミングの目安です。
- 葬儀直後(1週間以内)
- 諸手続き後(1週間~1ヶ月後)
- 四十九日法要後(2~3ヶ月後)
- 相続税申告前(7~8ヶ月以内)
遺品整理は行うタイミングによっては注意点も異なります。詳しく見ていきましょう。
葬儀直後(1週間以内)
葬儀が終わった直後は、故人に関係のある品物が集まるタイミングです。そのため気持ちの整理がついていれば、遺品整理を行ってもよいでしょう。
写真や服などの葬儀中に使用した遺品をそのまま保管したり、必要に応じて処分したりできます。特に生花や生ものなどは、早めに処分するのが望ましいです。
ただし時期は心身の疲労が大きい時期でもあるため、無理をせず必要最低限の作業に留めましょう。
諸手続き後(1週間~1ヶ月後)
役所や銀行、保険会社などの各種手続きがひと段落する1週間~1ヶ月後は、気持ちの整理が進み始める時期です。
タイミングを見つつ、重要書類や貴重品を探し、整理を進めていきましょう。
この際の作業は、相続に関わる品物を特定するうえでも役立ちます。ただし、無理のない範囲で進めるよう心がけましょう。
四十九日法要後(2~3ヶ月後)
四十九日法要が終わる頃には、多くの遺族が心の整理を始めるタイミングです。親族が集まりやすいタイミングでもあるため、遺品整理を話し合いながら進めるのにぴったりでしょう。
特に故人の思い出の品や高価な物について、家族間で意見を交換しながら整理を進められるため、トラブルを避けやすくなります。
相続税申告前(7~8ヶ月以内)
相続税の申告期限である10カ月以内には、遺品の整理を終える必要があります。不動産や高額な品物を含む相続対象を明確にする必要があるため、法的な観点からも遺品整理を進めるのがよいでしょう。
特に専門家のサポートを受けることで、スムーズに進められます。
心の準備ができてから始めよう
遺品整理は、単なる作業ではありません。そのため心の準備が整っていない状態で始めると、途中で感情的に辛くなり、進まなくなるケースも少なくないでしょう。
そのため自分や家族が無理なく取り組めるタイミングを選ぶのがおすすめです。辛くなったら、適度に休憩を取りながら進めましょう。必要であれば、第三者や専門業者の手を借りるのを検討してくださいね。
賃貸と持ち家で整理のタイミングは異なる
住居によって、遺品整理を始めるタイミングは変わります。賃貸と持ち家の場合、オススメのタイミングは以下のとおりです。
- 賃貸…比較的早い段階がおすすめ
- 持ち家…特に期限はなし
賃貸の場合、退去期限が設けられているケースが多いため、比較的早い段階で整理を進める必要があります。
持ち家の場合は、期限に追われることなく、家族のペースで進めて問題ありません。ただし持ち家でも固定資産税や管理費といった維持費がかかるため、早めに計画を立てるのが重要です。
どちらの場合でも、整理をスムーズに進めるためには優先順位を決め、計画的に進めていきましょう。
関連記事:「遺品整理のやり方!自分でやる手順と準備するものや注意点を解説!」
遺品整理を自分でやる場合に必要な準備物

遺品整理を自分で行う際には、効率よく安全に作業を進めるための準備が必要です。特に以下の服装や道具、収納用品・運搬用具などを事前に揃えておくと、スムーズな作業が可能になるでしょう。
- 作業に適した服装
- 整理に使う道具
- 収納用品
- 運搬のための用具
あらかじめしっかり用意しておくと、作業中のトラブルや負担も減り、計画的に進むでしょう。以下では、それぞれの準備物について詳しく解説します。
作業に適した服装
遺品整理は、埃や汚れに触れることが多く、時には長時間の作業が必要になるため、庵税の高い服装を用意することが大切です。例えば以下の服装が挙げられます。
- ジャージやワークウェア
- 手袋
- マスク
- ゴーグル
- 滑りにくい靴
まずは動きやすい服装で作業にあたりましょう。ジャージやワークウェアなど、伸縮性があり軽い素材の服がぴったりです。また埃や汚れを防ぐために長袖・長ズボンを選ぶのがおすすめですよ。
また手を保護するために作業用の手袋を準備しましょう。軍手やラバー製の手袋は、ガラスや金属の破片から手を守るのに役立ちます。
足元も重要で、滑りにくい靴や安全靴を履くことで、重いものを運ぶ際や滑りやすい場所での作業中の怪我を防げるでしょう。
また埃が多い場所では、マスクやゴーグルを着用すると安全です。
特に古い物件や長期間放置された遺品を扱う場合、カビやダニが発生している可能性もあるため、健康を守るための対策をしましょう。
整理に使う道具
遺品整理には、様々な道具があると便利です。基本的な道具としては、以下の通りです。
- 大型のゴミ袋
- ダンボール
- ハサミ
- カッター
- テープ類
- マーカー
- ラベル
- 掃除機
- ほうき
- チリトリ
- ウェットティッシュ
- バール
大型のゴミ袋やダンボール箱は、不要品を分類し、スムーズな処分に欠かせません。透明なゴミ袋を使えば中身を確認しやすく、後の仕分け作業がスムーズになります。
またハサミやカッターは、梱包材を開けたり、不要な書類を裁断する際に役立つでしょう。テープ類(ガムテープや養生テープ)も、ダンボールをしっかりと封をするために必要です。
さらにマーカーやラベルも準備しておくと、仕分けた遺品に分類名や内容を記入でき、中身が分からなくなりません。
仕上げの掃除には、掃除用具も必要です。作業中に出る埃や汚れをすぐに片付けられるよう、掃除機やほうき、チリトリ・ウェットティッシュを用意しておきましょう。
また家具や家電を動かす際には、滑り止め付きの家具移動用パッドやバールなどが役立つ可能性があります。あらかじめ道具を揃えておけば、作業効率が格段に上がりますよ。
収納用品
遺品整理を行う際には、保管する品物を整理し直すための収納用品も必要です。収納ボックスや衣装ケースは、再利用するものや思い出の品を清潔に保管するのに便利。
特に透明なプラスチック製のケースは中身が一目でわかるため、後に必要な物を探しやすくなります。
他にも小物を分類するための仕切り付きの収納ケースや、書類を整理するためのファイルボックスもあるとよいでしょう。
ケースを上手く使い分ければ、細々とした遺品もすっきりと収納でき、スペースを有効活用できます。
衣類や布製品を保存する際には、防虫剤や湿気取りシートを一緒に入れておくと、よいでしょう。
運搬のための用具
遺品整理では、大型家具や家電の運搬が必要となるケースもあります。運搬をスムーズに行うためにも、専用の用具を揃えておきましょう。
キャスター付きの家具移動用台車や、重い物を運ぶためのベルトスリングがあると特に便利です。専用の道具を上手く使用すれば、体への負担を減らしながら、安全に運搬作業ができます。
また自動車を利用する場合は、トラックや軽バンといった大型の車両が便利です。運搬用の布やクッション材を準備すれば、運搬中に家具や家電が傷つくのを防げるでしょう。
荷物を積む際は、ロープやバンドを使用して荷物をしっかり固定してくださいね。
運搬作業は安全第一が基本です。腰を痛めないよう、必要であれば複数人で協力して作業を行いましょう。運搬用具を活用すれば、安全に作業できます。
遺品整理を自分でやるコツは「遺品整理のやり方!自分でやる方法・必要なものやコツまで紹介します」をご覧ください。
遺品整理を自分で進める6つのステップ

遺品整理を効率よく進めるためには、計画的な手順で進めるのが大切です。気持ちに負担がある作業ではあるものの、1つずつ手順を決めて進めれば、スムーズに取り組めるでしょう。
- 作業スケジュールを立てる
- 明らかなゴミを捨てていく
- 遺品を必要・保留・不要の3つに分類する
- 保留したものを家族・親族と相談して再検討
- 不用品の処分をする
- 掃除を行う
ここでは、遺品整理を進める際の6つのステップを詳しく解説します。それぞれの手順を意識しながら進めれば、無駄なく、スムーズに作業が進むでしょう。
ステップ1:作業スケジュールを立てる
遺品整理を始める前に、まず全体のスケジュールを立ててみましょう。遺品整理は、計画を立てずに進めると途中で行き詰まる可能性があります。
どの範囲をどのくらいの時間で進めるのかをあらかじめ決めるのがポイントです。
特に賃貸物件の場合は退去までの期限があるため、作業完了日を明確にしておく必要があります。また持ち家の場合も、遺品の量や内容によって作業期間が長引くことがあるため、無理のないスケジュールを組みましょう。
スケジュールには、家族や親族と相談する時間や、不用品の処分を行う日程も含めて計画しすると余裕が生まれます。
また作業の進行状況を確認できるよう、チェックリストを作成するのもおすすめです。スケジュールを立てれば作業が視覚的にも分かりやすくなり、必要な準備もしやすくなります。
ステップ2:明らかなゴミを捨てていく
作業を始めたら、まず目に見えて明らかなゴミを捨てましょう。遺品整理の際には、多くの不用品が混在しているケースが多いため、ゴミとして処分できるものを先に片付ければ作業がスムーズになります。
例えば、以下のものが挙げられます。
- 空き箱
- 明らかに壊れているもの
- 使わない家具や家電
- 使用期限が切れた食品
- 薬
- 紙くず
ここでのポイントは、迷わず処分できるものだけを捨てることです。慎重な判断が必要な品物は後回しにし、まずは視覚的に「これはゴミだ」と判断できるものから手をつけましょう。作業スペースが確保され、全体の整理がしやすくなります。
またゴミの分別ルールを事前に確認しておくとスムーズに処分できるでしょう。自治体ごとに分別の方法や収集日が異なるため、ゴミ袋や分別用のボックスを用意しておくと便利です。明らかなゴミを確実に処分すれば、後の作業が大幅に楽になります。
ステップ3:遺品を必要・保留・不要の3つに分類する
ゴミを捨て終わったら、次に遺品を「必要」「保留」「不要」の3つに分類してみましょう。まずはざっくりで問題ありません。
必要なものはすぐに使えるよう整理し、不要なものは後で処分します。保留にしたものは、後ほど慎重に再検討するために一時的に分けておきましょう。
分類の基準として、故人の思い出が詰まった品や実際に使用する品を「必要」とし、壊れているものや使い道がないものを「不要」とするのが一般的です。
「保留」に分類する品物については、迷ったら後でじっくり考える余裕を持つのがポイントです。
作業をスムーズに行うには、広いスペースを確保し、分類用の箱やラベルを用意すると良いでしょう。
また家族で作業を分担すれば、よりスピード間もアップします。作業をする中で、遺品整理全体の流れが見えてきますよ。
ステップ4:保留したものを家族・親族と相談して再検討
保留にした品物については、家族や親族と相談して再検討します。遺品整理は、故人に深く関わる物であるため、ひとりで判断するのが難しい場合があるためです。
特に価値のある品物や思い出深い品については、親族間で話し合いながら整理を進めましょう。
家族との相談では、それぞれの意見を聞きつつ、全員が納得できる形を目指すのがおすすめ。また写真や手紙のような遺品は、デジタル化して共有する方法も検討すると良いでしょう。
家族間でしっかりと話し合いを行えば、後のトラブルを防げます。相談する際には、事前に品物をリスト化しておくとスムーズです。
ステップ5:不用品の処分をする
不要に分類した品物は、思い切って処分します。不用品の処分方法は、主に以下の通りです。
- 自治体のゴミ収集
- リサイクル業者への依頼
- 遺品整理業者にまとめて引き取ってもらう
特に大型家具や家電は、自治体のルールに従って捨てましょう。処分を進める際には、リサイクル可能なものや寄付できる品物を選ぶと、無駄を減らせます。
また売却可能な品物については、リサイクルショップやフリマアプリを活用すると、処分費用もかかりません。
処分は時間と手間がかかる作業ですが、計画的に進めるればスムーズに進みます。特に、大量の遺品を処分する場合は、専門業者への依頼を検討してもよいでしょう。
ステップ6:掃除を行う
遺品整理が完了したら、最後に部屋全体の掃除を行います。特に、埃や汚れが溜まりやすい場所を重点的に掃除しましょう。
掃除を始める前に、以下の必要な清掃用具を用意してください。
- ホウキとチリトリ
- モップまたは雑巾
- 掃除用クロス
- スポンジ
- ゴミ袋
- 掃除機
- 中性洗剤
- バケツ
掃除機やモップ・雑巾・洗剤などを使い、隅々まできれいにします。また壁や天井、窓などの普段掃除が行き届かない箇所も、この機会にしっかりと清掃しましょう。
掃除をすれば、遺品整理の完了を実感し、心の区切りにもなります。作業を通して、故人への感謝の気持ちを込めつつ整理を締めくくりましょう。
遺品をする処分方法

遺品を処分する際には、品物の状態や気持ちの面を考慮し、ぴったりの方法を選ぶ必要があります。
自治体でのゴミ処分から供養や寄付・業者の利用まで、処分方法はたくさんあります。それぞれの方法を理解し、状況に応じた処分方法を選びましょう。以下では、主な処分方法について詳しく解説します。
- 自治体のルールでゴミ処分する
- フリマアプリやヤフオクで売却する
- リサイクルショップに買取してもらう
- 供養や寄付で手放す
- 遺品整理業者・不用品回収業者にまとめて回収してもらう
それぞれの方法を見ていきましょう。
自治体のルールでゴミ処分する
最も一般的な遺品処分方法が、自治体のルールに従ったゴミ処分です。自治体ごとにゴミの分別や収集ルールが異なるため、事前に確認しておきましょう。
例えば、不燃ゴミや可燃ゴミ・大型ゴミなど、品物の種類によって処分方法が変わります。
大きな家具や家電製品を処分する際には、粗大ゴミとして指定の手続きを行わなければなりません。また以下のリサイクル家電は、自治体で回収してもらえない場合があるため、家電リサイクル法に基づいた処分が必要です。
- 冷蔵庫
- 冷凍庫
- 洗濯機
- 乾燥機
- テレビ
- エアコン
自治体への依頼は、費用を抑えられる点が魅力です。ただし収集日や分別ルールを守らないと回収されないため、計画的に進めましょう。
フリマアプリやヤフオクで売却する
価値のある遺品は、フリマアプリやヤフオクなどを活用して売却する方法があります。特に、ブランド品や骨董品、使用可能な家電製品などは、思わぬ高値で取引される可能性もあるため、処分しながらお小遣い稼ぎにもなるでしょう。
フリマアプリは、無料で利用でき、簡単な操作で出品が可能です。写真を撮り、説明文を記載するだけで購入者を募れます。一方、ヤフオクはオークション形式で出品できるため、希少価値のある品物を高値で売却するチャンスが高いでしょう。
ただし売却には手間がかかる点に注意が必要です。写真撮影や説明文の記載、発送手続きなど、時間がかかる作業も多いため、忙しい人には不向きでしょう。
また需要が低いものや状態が悪いものは売れ残る可能性があるため、期間を決めて処分も検討します。
リサイクルショップに買取してもらう
リサイクルショップを利用することで、遺品を手早く処分しながら、現金化も可能です。特に以下の品物は多くのリサイクルショップで買取対象となっています。
- 家具
- 家電製品
- ブランド品
- 楽器
出張買取を行っている業者もあるため、量が多い場合でも安心して相談できますよ。リサイクルショップのメリットは、手間をかけずに価値のある品物を手放せる点です。
店舗へ直接持ち込む場合も、査定がスピーディーに行われるため、短時間で処分が進みます。
また品物の状態や需要によって買取価格が変動するため、複数の業者に査定を依頼してみましょう。より高い価格で売却できる可能性があります。
ただしリサイクルショップでは、すべての遺品が買い取られるわけではありません。買取不可となった場合には、他の処分方法を併用する必要があります。
供養や寄付で手放す
捨てにくい品物は、供養や寄付によって手放す方法もあります。お寺や神社では、遺品を供養しながら処分する「お焚き上げ」を行っており、特に遺影や位牌、仏具などの品物にぴったり。捨てにくい品物も処分しやすくなります。
また状態が良い衣類や家具、日用品などなら、寄付で他人に役立ててもらえます。福祉団体やリサイクル団体に寄付すれば、遺品を社会貢献に繋がるでしょう。寄付先によっては、自宅まで引き取りに来てくれるサービスもあります。
遺品整理業者・不用品回収業者にまとめて回収してもらう
大量の遺品や、大型家具・家電を一括で処分したい場合には、遺品整理業者や不用品回収業者を利用するのが便利です。
業者は仕分け作業から運搬、処分までを一括して行ってくれるため、忙しい人にもぴったりの方法と言えます。
特に時間が限られている場合や、自分で作業を行うのが難しい場合に検討してみてくださいね。
もし遺品の中に貴重品や重要書類が含まれている場合でも、専門知識を持つスタッフが注意深く仕分けを行ってくれるため、安心して任せられます。
ただし業者に依頼する分、料金が高額になるケースも。事前に見積もりを複数社から取り、よく検討したうえで依頼しましょう。
関連記事:「亡くなった人のものを処分する流れと時期は?捨てられない時の対処法も解説」
遺品整理を自分でやるときの注意点

遺品整理を自分で行う場合、感情的な負担が伴うだけでなく、法律や相続の観点から注意すべき点がいくつかあります。例えば以下の点です。
- 資産価値があるものを勝手に処分しない
- 現金が出てきたら必ず資産として保管する
- 大変さを感じたら部分的に業者に依頼するのもあり
特に資産価値のあるものや現金の扱い、作業の進め方については慎重に対応しましょう。場合によっては専門業者も検討し、無理のない形で進めるのが大切です。ここでは、注意すべきポイントを詳しく解説します。
資産価値があるものを勝手に処分しない
遺品整理では、品物の中に思わぬ資産価値が隠れている可能性があります。例えば、以下の物は注意深く確認してみましょう。
- 骨董品
- ブランド品
- 宝飾品
- 株券
- 土地の権利書
貴重な品物を知らずに処分してしまうと、後々問題になる可能性があります。相続財産に該当する場合があるものは、慎重に扱いましょう。
特に骨董品や収集品など、専門知識がないと価値を判断しにくいものは、専門家に査定を依頼するのがおすすめです。
また大切な書類や証明書が含まれている場合もあるため、処分の前に一度確認しましょう。勝手に処分してしまうと、後で親族間のトラブルに発展するかもしれません。
遺品整理中に価値が分からないものが見つかった場合は、すぐに処分せず保留として一時的に保管し、後で専門家や親族と相談しながら対応するとよいでしょう。
慎重な対応をすることで、トラブルを未然に防ぎ、故人の大切な遺品を大切に扱えます。
現金が出てきたら必ず資産として保管する
遺品整理を進めていると、思わぬ場所から現金が出てくるケースがあります。特に以下の箇所は念入りにチェックしてみてください。
- タンス
- 金庫
- ポケットの中
- 引き出しの奥
故人のへそくりなども隠されている可能性があるため、全ての品物を注意深く確認するのが大切です。発見した現金は、すぐに使わず相続財産として保管し、親族間での確認を徹底しましょう。
現金は、法律上相続財産に該当します。相続手続きにおいては、故人の資産状況を正確に申告する必要があるため、見つけた現金は個人の判断で使えません。
金額や発見場所を記録しておくと、後々の手続きがスムーズに進むでしょう。
また古い紙幣や硬貨の場合は、収集価値がある可能性もあります。そのため専門家に査定を依頼してもよいでしょう。
現金の取り扱いは、遺族間の信頼関係を保つうえでも大切です。慎重な対応を心がけ、相続トラブルを避けましょう。
大変さを感じたら部分的に業者に依頼するのもあり
遺品整理は、精神的にも肉体的にも負担が大きい作業です。一つひとつ確認しながら進める必要があるため、膨大な時間と労力がかかるケースが少なくありません。
もし整理が進まない、手が足りないと感じた場合は、無理をせず部分的に業者に依頼してみましょう。
業者には大型家具や大量の不用品の処分などをスムーズに進てくれます。また遺品整理業者は仕分け作業や供養の対応なども行ってくれるため、遺族の負担も大幅に軽くなるでしょう。プロの手を借りることで、スムーズに作業を終えられるはずです。
依頼する際は、複数の業者に見積もりを依頼し、信頼できる業者選びがポイントです。すべてを自分で行おうとせず、必要に応じて専門家の力を借りることで、遺品整理がよりスムーズかつ安全に進むでしょう。
関連記事:「遺品整理と買取を同時にできるおすすめ買取業者紹介!遺品整理から買取までの流れも解説」
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