食器の正しい捨て方とは?素材別の分別方法と処分手順を解説!
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- 不用品回収
引っ越しや片付けのタイミングで、戸棚の奥に眠っていた古いお皿やグラスを見つけて、「これ、どうやって捨てればいいんだろう?」と悩んだ経験はありませんか?
一見どれも同じ“食器”ですが、実は陶磁器・ガラス・金属・プラスチックなど素材によって分別方法が異なり、自治体ごとにルールも違うのが現実です。
「割れたお皿は燃える?」「グラスは資源ごみ?」「大量に処分したいけど一度に出していいの?」といった疑問を持つ方は多く、間違った出し方をしてしまうと、収集されなかったり、清掃員がケガをする危険もあります。
本記事では、素材別・状況別の正しい処分手順をわかりやすく解説します。自治体ルールに沿った安全な出し方から、大量処分・寄付・リサイクルまで、誰でも今日から実践できる方法を紹介。
記事を読み終えるころには、
「自分の地域での正しい食器の捨て方」が明確になる
「安全で効率的に処分できる方法」がわかる
「もったいない食器を有効活用する方法」もわかる
といった具体的な知識が身につきます。
迷いがちな食器の捨て方をスッキリ解決し、安心して片付けを進めましょう。
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目次
食器を捨てる前に知っておくべき基本ルール

家庭で使っていた食器を処分しようとすると、「これって何ゴミ?」「割れた皿はどう出せばいい?」と迷う人は多いでしょう。
食器の捨て方は素材によって異なり、自治体の分別ルールに従う必要があります。陶磁器・ガラス・金属・プラスチックなど、それぞれの処分区分を理解しておくと、トラブルを防ぎながら安全に処分できるでしょう。
また誤った出し方をすると収集されなかったり、収集作業員のケガにつながる恐れも。ここでは、捨てる前に押さえておきたい基本ルールを解説します。
素材によって分別方法が違う理由
食器は一見どれも似たように見えますが、実は素材によってリサイクル方法や処理工程が異なります。
分別の仕方も変わってくるため覚えておきましょう。代表的な素材別の例を下の表にまとめました。
| 素材の種類 | 主な例 | 別区分 | 処分のポイント |
|---|---|---|---|
| 陶磁器 | 茶碗、皿、湯のみなど | 不燃ごみ(燃えないごみ) | 割れていてもOK。紙などで包む |
| ガラス製 | グラス、耐熱皿など | 不燃ごみ | 割れやすいため安全に包む |
| 金属製 | ステンレス、アルミ、ホーローなど | 小型金属類または資源ごみ | 取り外せるパーツは分ける |
| プラスチック製 | 軽い皿、カップなど | 可燃ごみまたはプラごみ | 「プラ」マークを確認する |
| 木製 | 漆器、木皿など | 可燃ごみ | 塗装部分ははがす必要なし |
食器の素材によって、燃える・燃えないの区分が変わるのは、再資源化の可否と焼却時の安全性が関係しています。
たとえば陶磁器は、不燃ごみ扱いになるものの、プラスチック食器は再利用可能なため「プラ」マークが付いていれば資源ごみとして出せる自治体もあります。
またフォーク・スプーン・鍋などの金属製食器は再利用可能な素材として扱われるケースが多く、小型金属回収BOXが設置されている地域も。
処分の際は、お住まいの自治体ホームページで「食器」または「陶器類」の項目を確認しておくと安心です。
また大量処分をしたい場合は、不用品回収業者やリサイクルショップの利用も検討するとよいでしょう。
「ワレモノ」表示と安全な包装は必須
割れたお皿やグラスなどをそのままゴミ袋に入れるのは非常に危険なので避けましょう。自治体の収集員や清掃作業員がケガをしてしまう恐れがあるため、「ワレモノ」「キケン」などの表示を必ず書き添えるのがマナーです。
処分の際は以下のように捨てると安全です。
- 新聞紙や厚手の紙に包み、輪ゴムやテープで固定
- 包んだ上から「ワレモノ」「危険」などをマジックで明記
- 可能であれば段ボール箱にまとめて入れる
- 袋を二重にして、外から触っても破片が出ないようにする
- 割れた食器の量が多い場合は自治体に事前相談する
見えない破片や欠けた部分がある食器は特に注意が必要です。たとえば陶器の破片は鋭利で、掃除中にケガをする可能性も。安全のためにも、見た目がきれいでも欠けた部分があるものは必ず包ようにしましょう。
また自治体によっては、破損したガラス・陶磁器類専用袋を販売している地域もあります。専用袋を使用すると、ゴミ収集時に危険が少なく、スムーズに処理してもらえるでしょう。
もし大量の食器を一度に処分する場合、一般ごみでは回収できないこともあるため、粗大ごみ扱いや業者回収を選ぶのもおすすめです。
家庭内での事故を防ぐためにも、安全包装+明確な表示は最低限のルールとしましょう。
食器の処分方法

食器は陶器やガラス・金属・プラスチックなど素材がさまざまで、自治体ごとに分別ルールが異なる点に悩んでしまいますよね。
ここでは、代表的な3つの処分方法以下について、手順と注意点をわかりやすく解説します。
- 自治体回収
- 不用品回収業者の利用
- 捨てずに活かす方法(売却・寄付)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自治体のゴミ回収で捨てる
もっとも一般的なのが、自治体のルールに従って家庭ごみとして出す方法です。ただし、食器の素材によって分別が異なるため、事前に確認しましょう。
| 素材 | 分別区分 | 出し方の例 |
|---|---|---|
| 陶磁器(皿・茶碗など) | 不燃ごみ | 新聞紙で包み「ワレモノ」と明記 |
| ガラス(コップ・耐熱皿など) | 不燃ごみ | 破片が出ないよう二重包装 |
| 金属(スプーン・鍋など) | 小型金属または資源ごみ | 分別BOXや回収日を確認 |
| プラスチック製食器 | 可燃ごみまたはプラごみ | 「プラ」マークを確認して分別 |
| 木製・漆器類 | 可燃ごみ | 汚れを軽く拭き取って出す |
ただし食器はリサイクル対象にならない素材が多く、不燃ごみ扱いが基本です。特に陶磁器・ガラス製品は再利用が難しいため、新聞紙や厚手の紙で包み、袋の外から「ワレモノ」や「キケン」と書いて出しましょう。
大量に処分したい場合は、自治体によって粗大ごみで申請が必要なケースもあります。一度に出せるごみの量や袋のサイズに制限がある地域もあるため、必ず市区町村の公式サイトで、食器・陶磁器・ガラスなどの項目を確認しておくと安心です。
不用品回収業者を利用する場合
大量の食器や重い陶磁器を一度に処分したい場合は、不用品回収業者を利用する方法が便利です。
特に引っ越しや遺品整理の際など、「袋に入りきらない」「自治体回収まで待てない」といった時に便利でしょう。不用品回収を利用するメリットは以下の通りです。
- 自宅まで出張して引き取りに来てくれる
- 食器以外の不用品もまとめて処分できる
- 分別や袋詰めを代行してもらえる
- 即日対応してもらえる業者もある
費用の目安としては、段ボール1箱あたり2,000〜5,000円前後が相場です。ただし、業者によって料金体系が異なり、出張費・人件費・リサイクル料などが別途かかる場合もあります。
回収後の廃棄方法が曖昧な悪質業者も存在するため、利用前には次の点を確認しましょう。
- 一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しているか
- 見積もり金額が明確で追加請求がないか
- 無料回収をうたっていないか(不法投棄の恐れあり)
許可番号の記載や口コミ評価を確認し、安心できる業者を選ぶことが大切です。
特にブランド食器や未使用のセットが混ざっている場合は、回収前に買取査定を依頼すれば費用を抑えられるケースもあります。
食器を捨てずにお得に処分
近年では、捨てずにお得に処分する方法が増えており、フリマアプリやリサイクルショップ、寄付活動などを通じて再利用を検討する機会が増えています。
ここでは、売却・寄付の方法について見ていきましょう。
メルカリやオークションサイトで売る
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリは、食器を個人間で手軽に売る方法として人気があります。特に以下のようなアイテムは需要が高い傾向です。
- ブランド食器(ウェッジウッド、ノリタケ、イッタラなど)
- 限定デザインのティーカップやプレート
- 北欧デザインやアンティーク風の食器
- 未使用・箱付きのギフト食器
出品のコツは、清潔感のある写真と丁寧な説明文がポイント。梱包の際は、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 気泡緩衝材(プチプチ)で2〜3重に包む
- 隙間を新聞紙やエアパッキンで埋める
- 「ワレモノ注意」ラベルを必ず貼る
- 匿名配送(らくらくメルカリ便など)を利用する
販売手数料や送料を差し引いても、まとめて売れば数千円の利益になるケースもあります。
ただし中古品の場合は傷や汚れを正直に記載し、トラブル防止を意識しましょう。
リサイクルショップ・食器買取専門店を利用する
「出品や梱包が面倒」「すぐに現金化したい」といった人には、リサイクルショップや買取専門店の利用が便利です。とくにブランド食器やギフトセットなど、状態の良いものは高値がつく可能性があります。
| 店舗タイプ | 特徴 | 買取価格の傾向 |
|---|---|---|
| 総合リサイクルショップ | 家電や家具と一緒に査定可能 | 数百円〜数千円程度 |
| ブランド食器専門店 | ノリタケ・マイセンなど高評価 | 1客数千円〜1万円超の例も |
| 出張買取業者 | 自宅でまとめて査定・引取 | 手間が少ないが相場より安め |
査定前に食器を軽く洗浄してホコリを落とし、ブランド名・シリーズ名を確認しておくとスムーズです。とくに箱付き・ペアセット・限定デザインは高評価になりやすいため、購入時の付属品が残っていれば必ず一緒に出しましょう。
NPO団体へ寄付する
「まだ使えるけれど売るのは面倒」「誰かの役に立てたい」と考える人には、NPOや慈善団体への寄付といった方法もあります。
近年は、海外支援や福祉施設への再利用を目的とした団体もたくさんあるため、調べてみるとよいでしょう。
寄付できる主な団体例は以下の通りです。
- ワールドギフト
- セカンドライフ
- エコトレーディング
それぞれ詳しく見ていきましょう。送料が自己負担の場合もありますが、社会貢献につながる点が大きな魅力です。「食器 寄付 方法」で検索すると地域ごとの団体が見つかりますよ。
ワールドギフト

NPO法人ワールドギフトは、物品寄付を通じて、食糧・医療・安全な水など「命を守る支援」を98カ国で行う国際協力NGOです。
日本で不要となった衣類や文房具、キッチン用品などを回収し、世界の必要とする人々に届けています。
寄付された物品は、貧困地域の学校や孤児施設、障害者支援施設などへ再利用され、多くの命と笑顔を救っています。
セカンドライフ

引用:セカンドライフ
セカンドライフは、まだ使える不要品を国内外でリユースし、必要としている人々へ届ける寄付サービスです。
2025年で13年目を迎え、日本の不要品約90%が世界中で再活用されています。寄付は写真・動画などで見える化され、安心して参加できます。
また寄付1箱につき、2人分のワクチン募金も実施。不用品を通じて、地球にも人にも優しい活動に参加してみませんか?
エコトレーディング

引用:エコトレーディング
使わなくなった食器を回収し、東南アジアの生活に役立てている企業です。日本では不要でも、タイやフィリピンなどでは大切に使ってくれる人がいます。
ギフトの未使用食器や、整理の際に出たバラの食器類など、捨てずに寄付を。現地のリサイクルショップで再利用され、売上の一部は孤児院やNPOへ寄付。さらに直接子どもたちに手渡される支援も行われています。
【素材別】食器の正しい分別方法と捨て方

食器と一口にいっても、陶磁器・ガラス・金属・プラスチック・木製など、素材はさまざまです。
それぞれの素材でリサイクルの可否や焼却方法が異なるため、正しく分別しなければ回収されなかったり、処理時に事故が起きることもあります。
ここでは、素材ごとの特徴を踏まえて「正しい食器の捨て方」を詳しく解説します。
陶磁器・ガラス製食器の捨て方(不燃ごみ)
茶碗・皿・湯のみ・グラスなどの陶磁器やガラス製の食器は、基本的に不燃ごみとして処分します。素材によっては高温でも燃えず、再資源化も難しいため、燃えるごみとは区別が必要です。
捨て方の手順は以下の通りです。
- 割れた食器は新聞紙や厚手の紙で包む
- 袋の外側に「ワレモノ」「キケン」と明記する
- 複数ある場合は段ボール箱にまとめる
- 指定袋の容量を超える場合は「粗大ごみ」として申請
また処分する際は、以下の注意点を守りましょう。
- 耐熱ガラスも不燃ごみに分類されます(オーブン皿・耐熱マグなど)
- 花瓶・陶器の置物も同様の扱いです
- 収集日や袋の種類は自治体ごとに異なります
陶磁器やガラスは一見きれいでも細かなヒビがある場合が多く、破片が散ると非常に危険です。
捨てる前に「破損がないか」「安全に包まれているか」を必ず確認しましょう。また同じ陶磁器でもブランド食器や未使用品はリサイクルショップ・フリマアプリで売れる可能性も。価値を確認してから処分するのがおすすめです。
金属製食器の捨て方(金属ごみ・資源ごみ)
フォークやナイフ・鍋・トレーなどのステンレス製・アルミ製などの金属食器は、金属ごみまたは、資源ごみとして回収されます。金属は再利用できる貴重な資源であり、リサイクルの対象になるケースが多いです。
| 素材例 | 区分 | 出し方 |
|---|---|---|
| ステンレス・アルミ | 小型金属・資源ごみ | リサイクルBOXや資源ごみの日に出す |
| 銅・真鍮 | 資源ごみ | 自治体によっては専門回収あり |
| 鉄・ホーロー製品 | 不燃ごみor資源ごみ | 割れやすいホーローは包んで出す |
またゴミとして出す際は、以下の注意点を守りましょう。
- 木製やプラスチック製の持ち手は取り外してから出す
- 取り外せない場合は「不燃ごみ」に分類されることもある
- 刃物類(包丁・ナイフなど)は厚紙で包み、「危険」と明記する
金属食器は自治体によって扱いが異なるため、小型金属回収BOXを設置しているか確認しましょう。
一部の自治体では、ステンレス鍋やアルミトレーも資源として再利用されています。また状態の良いステンレス食器は、キャンプ用品店や中古アウトドアショップでも需要があります。
廃棄する前に「売る・譲る」などの方法も検討してみましょう。環境にも優しく処分できますよ。
プラスチック・メラミン製食器の捨て方(可燃ごみ)
軽くて割れにくいプラスチック製・メラミン製の食器は、可燃ごみまたはプラごみとして扱われます。見た目が陶器風でも、軽い・冷たくない素材はプラスチックの可能性が高いです。
分別のチェックポイントは以下を参考にしてください。
- 「プラ」マークがある → 資源プラスチックごみ
- 「プラ」マークがない → 可燃ごみ
- メラミン樹脂製(給食皿など) → 可燃ごみ
また出し方のコツは以下の通りです。
- 食べ残し・油汚れを軽く拭き取る
- 汚れが落ちにくいものは可燃ごみに出す
- 破損している場合も袋に入れて可燃ごみ扱い
プラスチック食器は再利用される場合もありますが、食品汚れが残っているとリサイクル不可です。
また電子レンジ非対応のメラミン食器は劣化しやすく、色あせ・ひび割れがある場合は廃棄のサイン。
一方で、キャラクター食器や子ども用セットは中古市場で人気があるため、状態が良ければフリマアプリへの出品も検討してみましょう。
燃やせる=処理しやすいと油断せず、素材のマーク確認と清掃を忘れずに行うことが大切です。
木製食器の捨て方(可燃ごみ)
木皿や漆器・竹製のカトラリーなどは、基本的に可燃ごみとして出せます。自然素材で燃やせるため、他の可燃ごみと一緒に処理可能です。
捨てる際のポイントは以下の通りです。
- 汚れを軽く拭き取り、乾燥させてから捨てる
- 割れや欠けがある場合もそのままでOK
- ウレタン塗装・漆塗りも可燃ごみ扱いで問題なし
また以下の点に注意しましょう。
- 大きい木製トレーや漆器箱は「粗大ごみ」になる場合がある
- カビや臭いが強いものは他のごみに移らないよう個包
- 無垢材(分厚い木板など)は自治体に確認を
木製食器はナチュラル志向の人気もあり、状態が良いものはリメイクや寄付にも活用できます。たとえば「木皿をキャンドル台やアクセサリートレーにする」など再利用の工夫も可能です。
ただし、湿気を含んだ木製品はカビの原因になるため、処分前にしっかり乾かしてから出すと衛生的です。環境負荷を考えるなら、燃やす前に再利用できないかを一度検討してみるのもおすすめです。
状況別|食器の安全な処分手順

食器を捨てるとき、誤った方法で出すと、回収されなかったり、清掃作業員のケガにつながるおそれもあります。
ここでは、よくある3つのケースに分けて、安全で正しい食器の捨て方を具体的に解説します。
割れた食器を安全に捨てる方法
割れた皿やコップは見た目以上に危険です。細かな破片が袋の中で飛び散ったり、清掃時にケガを引き起こす可能性があります。
以下の手順を守れば、安全に処分できます。
- 割れた食器の安全な捨て方
- 厚手の新聞紙・チラシ・布などで包む
- 「ワレモノ」「キケン」と大きく書く
- ビニール袋を二重にする
- 段ボールや紙袋にまとめて不燃ごみとして出す
- 細かい破片は掃除機ではなく粘着テープで取る
また以下の点に注意しましょう。
- 細かな破片を素手で触らない
- 破片をトイレやシンクに流さない
- 大量に割れた場合は、段ボール箱にまとめて出す
割れた食器は再利用できないため、必ず不燃ごみとして出すのが基本です。新聞紙で包む際は、皿の形がわからないようにしっかり覆いましょう。袋の外からでも触れてわかる形だと、清掃作業員がケガをする恐れがあります。
また割れた食器が多い場合は、自治体の破損物専用袋や不燃ごみ用ボックスを利用するのも安心です。ガラス製・陶磁器製ともに扱いは同じで、燃えないゴミ扱いとなります。
大量の食器を一度に処分する方法
引っ越しや遺品整理などで、大量の食器をまとめて捨てたい場合は、自治体回収では限界があります。
一度に出せる不燃ごみの量には制限があり、袋が破れたり、回収してもらえないケースも。次の3つの方法を組み合わせると、スピーディーかつ安全に処分できます。
| 方法 | 内容 | 手順・ポイント |
|---|---|---|
| 方法①:不燃ごみの日に数回に分けて出す | 自治体の定めたルールに従い、少量ずつ処分する基本的な方法 | ・袋サイズ(例:45L以内)を守る ・重量制限(10kg以下など)を確認 ・割れ物は1袋につき5~6枚までを目安に出す |
| 方法②:粗大ごみとして申し込む | 大型の皿やセット品などをまとめて出したい場合に適した方法 | ・直径30cm以上の皿や大鉢は粗大ごみ扱い ・事前に自治体へ申請 ・「粗大ごみ処理券(シール)」を購入して貼付 |
| 方法③:不用品回収業者や引越業者に依頼 | 大量処分や短時間で片付けたいときに便利な方法 | ・自宅まで回収に来てもらえる ・他の不用品もまとめて処分可能 ・即日対応が多く、作業時間も短い |
大量処分の際は、再利用できるものと破損・汚れがあるものをあらかじめ分けておくのがおすすめです。
状態の良い食器はリサイクルショップやフリマアプリで売れる場合もあり、費用を抑えたい人におすすめです。
大きなサイズの食器(粗大ごみ)の出し方
鍋やオーブン皿・飾り皿・パーティ用プレートなど、大きなサイズの食器は自治体によって粗大ごみに分類されます。目安として、30cm以上または2kg以上のものは粗大ごみとして申請が必要です。
粗大ごみとして出す流れは自治体によって異なるものの、おおよそ以下の通りです。
- 自治体の「粗大ごみ受付センター」に電話またはWebで申し込み
- コンビニ・郵便局などで「粗大ごみ処理券」を購入
- 食器に処理券を貼り、指定日までに屋外へ出す
処分の際は注意点に注意しましょう。
- 陶磁器の大皿・オーブンプレートなどは、サイズによって扱いが変わる
- ガラス製の大型食器は「不燃ごみ」に分類される場合もある
- 破損した状態で出す場合は、新聞紙などで包み「ワレモノ」と記載
粗大ごみは申し込みから回収まで1〜2週間かかる自治体が多いため、早めの申請を心がけましょう。
またブランドの大皿やギフトセットは買取に出す方法もあります。未使用・箱付きであれば、買取専門店やネットオークションで高値がつくケースも。
不要な食器をただ廃棄するだけでなく、売る・寄付するといった再利用の流れを意識することで、環境にも優しく処分できますよ。
自治体別のゴミ出しルールと注意点

同じ陶器の皿でも、自治体ごとに分別区分が異なる場合があります。ここでは、主要都市である東京都・大阪市・横浜市を例に、ゴミ出しルールの違いと注意点を整理します。
また、ついやってしまいがちなNG行為についても解説します。
東京都・大阪市・横浜市の分別ルール比較
日本では各自治体が独自のルールでごみの分別を定めており、同じ食器でも扱いが異なります。代表的な3都市の違いを以下の表で見てみましょう。
| 地域 | 陶磁器・ガラス製 | 金属製 | プラスチック製・メラミン製 | 木製・漆器類 | 回収日・出し方のポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都(23区例) | 不燃ごみ | 不燃または資源ごみ | 可燃または資源ごみ | 可燃ごみ | 週1回程度。不燃ごみ袋を使用 |
| 大阪市 | 普通ごみ(燃える)扱いが多い | 小型金属として資源回収 | 可燃ごみ | 可燃ごみ | 割れ物は新聞紙で包む |
| 横浜市 | 燃えないごみ | 小物金属類 | 燃えるごみ | 燃えるごみ | 割れたものは「キケン」と明記 |
東京都では陶磁器やガラスは不燃ごみ扱いですが、大阪市では一部燃えるごみとして出せる地域もあります。
横浜市も燃えないごみとして分別されますが、回収日は月に2回ほどしかないため、大量処分時はタイミングを要確認です。
また金属製のスプーンやフォークは、小型金属や資源ごみとして別回収されるケースが多く、混ぜて出すと収集されない場合があります。
さらにプラスチック製やメラミン製の食器は、「プラ」マークの有無によって区分が異なるため、マークの確認をすると確実です。
ゴミ出し時の「やってはいけない」NG行為
食器を捨てる際に、知らず知らずのうちにNG行為をしてしまう人も少なくありません。正しい分別や安全な出し方を守らないと、清掃作業員のケガや回収トラブルにつながります。
代表的なNG例を以下にまとめました。
- 割れた皿やグラスを新聞紙に包まずそのまま出す
- 「燃えるごみ」「不燃ごみ」を混在させて出す
- 金属と陶磁器を同じ袋に入れる
- 大量の食器を一度に45L袋に詰めて出す
- 回収日以外に出して放置する
- 「ワレモノ注意」と書かずに出す
ゴミ捨てのルールを破る行為は、回収拒否の原因となるだけでなく、袋の破損や収集車の事故にもつながる危険があります。
また陶磁器やガラスの破片は袋を突き破ることがあるため、必ず二重にして出すのが基本です。
もう一つ注意すべきは、大量廃棄による環境負荷です。特に近年は、リサイクルやリユース活動が広まっており、状態の良い食器を再利用する取り組みが進んでいます。
「まだ使えるけど捨てるのはもったいない」と感じたら、寄付・リサイクルショップ・フリマアプリといった方法も検討しましょう。環境保護と安全性の両立が、正しい食器の捨て方のポイントです。
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